かなでsaid
私は夏目と一緒に五奇人の最後を見送った。私達は涙を流さずに今の現状をしみじみと受け取った。でも、まだ高校に入ったばかりでこんな境遇にたたされた夏目は隣で泣いていた。そして、数ヶ月がたって、凪砂と日和がfineを抜けるのと同時に渉がfineに入った。
夏目:渉兄さんその衣装、、、
渉:夏目君ごめんなさい
夏目:グスッグスッ
かなで:夏目、、、
夏目:かなで姉さんは僕の味方でいてくれる?
かなで:私は、五奇人は皆あなたの味方よ
夏目:渉兄さん。fineに渉兄さんをとられたことは悔しいけど、頑張ってね
そして、似合ってるよその衣装。行こう、かなで姉さん。僕、ここに
いたら
かなで:そうだねー、夏目また、泣いちゃうかもね笑
夏目:ちょっと、かなで姉さん💢
私は夏目に転校すると言うことが言えなかった。だから書き置きだけ残してこの夢ノ咲を去った
夏目:一言いってくれれば。姉さん、今夢ノ咲は血の海だよ
to day
@病室
かなで:見舞いに来てやったぞ、天祥院。また、ベッドの上でおねんねか?
英智:逆巻か、何しに来た?
かなで:お前の看病だ
英智:お前が来なくたってゴホッゴホッゴホッ
かなで:大丈夫?えい君
英智:看病してくれてありがとう
かなちゃん。
かなで:えい君まで失いたくないんだよ。
英智:僕の事を全部わかるのはかなでしかいないからね。今日だってちょうど
僕が咳き込み始める前に来た。
かなで:何年一緒にいると思ってんの?
英智:そうだねゴホッゴホッゴホッ
かなで:ほら、寝てな。私ももう帰るし。
英智:そっか、ありがとね。かなで、こっちにおいで
かなで:なに?
チュッ
かなで:フフッありがとう。じゃあね。また何かあったら連絡して
英智:うん。じゃあね
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!