ただ前へ ただ前へ
僕ら歩いて行こう
ヨロコビもカナシミもやがて花となるでしょう
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11月4日
あなたside
ただ前へ……メンバーの曲…良い歌だ!
久しぶりに皆のところに行く。今は、マネージャーの家に泊まらせてもらっている。シェアハウスには、しばらく行っていない。
今からシェアハウスに入る。
みんなと会うのは少し怖い。また、暴力を受けるかもしれない。心ない言葉を言われるかもしれない。
けど、「ただ前へ」のおかけで頑張れそう。
ガチャ
まあ、そうだよね。そうなるよね。
そりゃ、冷たい反応になっちゃうよね。
ちょっと、心のどこかで温かく迎えてくれるんじゃないかと_
大ちゃん……もしかして、ごめんとか言ってくれr_
大ちゃんって、そんな冷たかった…………?
雄也まで……。
は………?なにそれ……。なにその反応……。
山ちゃん………。
もう、私には味方は居ないのかな。
やっぱり、私が犯人扱いか…。
私自身は犯人は瑠衣だと確信している。
ただ、このままだと証拠が無さすぎるから、明らかに私が疑われる。
でも、疑われ続けるのも嫌だ。
とりあえず今は、否定だけしておこう。
『「夢って何?」って聞かれてすぐ
返事できない自分が嫌い
他人の理想になるんじゃない
君がその手で描いてくんだ
それは名もなきストーリー
いつでも君が主人公
それぞれの道を進むのさ』
みんなに何と言われても、私らしく生きよう。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!