俺は莉犬。
最近体調が悪いのか吐き気が凄い。
そして何故か胸の奥がドキドキするんだ。
そんな疑問を抱えながら日常を過ごしている。
〜事務所〜
〜トイレ〜
俺の視界には信じたくないものが
写されていた...
それは...
"青色の花"だった
俺はパニックと混乱と同時に
トイレの床に倒れた
倒れた音にみんなが気づいたのか
足音がだんだんと近くなってくる
俺は"青い彼"の声を聞くと
何故か安心した
そう思った瞬間に俺は気づいた
自分が"花吐き病"であることに...
俺はいつもころちゃんより力が弱かった。
なのに今だけ花に触れさせないように
ころちゃんの手を押さえることができた。
何でこんなに必死に止めたかって?
それは...
"大好きな人"に"この病気"が
うつってほしくないからだよ
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。