あなたside
シェアハウスに到着し、みんな部屋着に着替えてリビングに集まる。
今日学園祭のステージに立ってアイドルをしていたとは思えないほどの元気さ。
男子ってこんなもんなの?笑笑
机の上にお酒やジュース、つまみ、スイーツを並べて私とラウール以外は飲む気満々。
……3時間後
ひーくん・さっくん・ふっかさんはつまみと一緒に飲んでいて、舘様・阿部ちゃんはベランダでゆっくり話しながら飲んでる。
康二くん・めめ・翔太くんはリビングの机を囲んでなんかしてる。
そして私とラウールはお皿やコップを片付けている。
ラウールは部屋に戻ってしまった。
その頃ベランダチームは、
いわさくふかと違って穏やかな時間を過ごしていた。
その頃、リビングチームは、
『王様だーれだっ!!』
ツンッ
『王様だーれだっ!』
私はラウールの部屋へ向かった。
トントントン
部屋に入ると恐竜のぬいぐるみや、今までのSnow Manのグッズがたくさん並べてあって、ラウールは机に伏せていた。
真っ赤に腫れた目でこっちをみてくる。
顔も真っ赤になっている。
ラウールはそう言って、大きい手を私の両頬に添えて強引にキスされた。
ラウールからは絶対匂うことのないお酒の匂いが…
私は驚いてラウールを突き放すと、その場に倒れ込み寝てしまった。
その後、ラウールの机の上を見るとアルコール飲料の缶が置いてあった。
『ラウールやけになって飲んじゃったんだ…』
顔が赤くなっていたのは、泣き過ぎではなくお酒のせいだった。
♡×16
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。