あなたside
私とラウール以外はみんなデロデロに酔っている。
今まで酔っているのを見たことがあるのは翔太くんとめめだけ。
この2人しか私は耐性ができていない。
しかも今回はSixTONESもいる。
「明日も仕事みんなあるだろうからお開きにしようか。」
と思いラウールに言ってみる。
私たちはリビングに行ってみんなに言った。
「でた。酔ったら誰でも抱きしめる目黒蓮。」
2人して抱きついてくる。
私はめめと康二くんを引っ張って玄関へ向かう。
そう言って、慎太郎くん・ジェシーくん・北斗くん・きょも・高地くんはタクシーに乗り込む。
翔太くんは、
とキュルルンとした目で樹を見つめて手を引っ張る。
と樹くんが言うと、翔太くんはふてたのか強く引っ張っていた手を振り払った。
すると、樹くんも酔っているのでふらついて私の両肩に手をつき体制を戻そうとした。
その瞬間、
唇に暖かくお酒の香りがするものがあたった。
樹くんは私にキスをしていた。
と言って急いでシェアハウスを出て行った。
私は大混乱。
そんな中、
私に抱きついてムニャムニャ寝ているめめこじ。
笑うラウールと、
硬直する翔太くん
そして、
ねだるふっかさん。
その他のメンバーはフラつきながらも、
「これは夢だ」やら、「酔いすぎた」やら、色々ぶつぶつ言いながら自分の部屋へ戻って行く。
私はお酒を飲んでいないのに体が熱くなっていくのを感じた。
♡×11
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。