第5話

〈part4 この世界での人生を歩む〉
3,523
2019/09/28 11:07
〜次の日〜
ジュナ・キャザー
ジュナ・キャザー
んぅ〜……朝か…。
結局、昨日の夜は誰かの家の上の屋根で寝た。←おい。
いつものフカフカの布団じゃないし、My枕もない。
おかげさまで背中が痛いっす。
まぁ、あんまりご飯を食べなくても生きていける体質だったことが唯一の救いかな。
てか、昨日のエルヴィン団ちょの発言が大ニュースになり過ぎててやばい。
人類の宝?
私じゃないよねぇ…?
元の世界に戻った方がいいけど、戻り方が分からないや。
それに、まだ愛しのエレン達に会ってない。
私はこの二大事件を解決しなければならないのだ。←
ちょっと街でも歩くか。
ジュナ・キャザー
ジュナ・キャザー
((屋根から降りる))
にしても私、不審者だな。
フード取るか。

顔バレしてないからいいよね。
マンガ読みまくってたから街で迷子になる心配は無〜し!

よし、探検だぁぁぁぁぁぁぁぁああ!!
あれ?
なんか変な人が近づいてくる。
人さらい
ねぇねぇ、そこの綺麗なお嬢ちゃん。
お兄さんと楽しいことしない?
ジュナ・キャザー
ジュナ・キャザー
綺麗だなんて嬉すぃ〜!

でも、ごめんなさい。
私、ただ今絶賛お楽しみ中なので邪魔しないで貰えますか?←
人さらい
一人だと寂しいじゃ〜ん。
ね?お兄さんと一緒に行こう?
人さらい
((ジュナの腕を掴んで引っ張る))
ジュナ・キャザー
ジュナ・キャザー
やめて下さい!
離してっ!!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
???
今、叫び声がした…。
???
ああ、聞こえた。
何かあったのかな?
???
とにかく行ってみよう。
???
ええ。
???
おう。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
人さらい
いいから、大人しくしてろっ!
ジュナ・キャザー
ジュナ・キャザー
チッ…
できるだけこういう事はしたくなかったけどさ、
あなたが悪いんだからね?
人さらい
あ"あ?
ジュナ・キャザー
ジュナ・キャザー
((人さらいの腹部を蹴り上げる))
ジュナ・キャザー
ジュナ・キャザー
おぉ〜、人ってあんなに飛ぶんだね。←
手加減したのにな〜。
???
おいっ!お前、大丈夫か?!
ジュナ・キャザー
ジュナ・キャザー
え……っ?!?!
そこにいたのは……













エレン、ミカサ、アルミンだった。
アルミン・アルレルト
アルミン・アルレルト
怪我はないかい?
ジュナ・キャザー
ジュナ・キャザー
はっ、はい…っ!私は大丈夫ですっ!
ジュナ・キャザー
ジュナ・キャザー
(とっ、とりあえず知らないフリを……)
エレン・イェーガー
エレン・イェーガー
にしてもお前、強いんだな!
すげぇーー!!
訓練兵か?!
ジュナ・キャザー
ジュナ・キャザー
いえ、違いますけど…?
ミカサ・アッカーマン
ミカサ・アッカーマン
よく、頑張った。
偉い。
ミカサ・アッカーマン
ミカサ・アッカーマン
((ジュナを抱きしめる))
ジュナ・キャザー
ジュナ・キャザー
えっと〜…
ジュナ・キャザー
ジュナ・キャザー
(ミカサに抱きしめられてるぅぅぅぅぅぅぅぅうう!!
やゔぁ〜〜い!!)
アルミン・アルレルト
アルミン・アルレルト
ミカサは、自分よりも小さくて可愛いものが大好きなんだ。
守りたくなっちゃうらしい。笑
ジュナ・キャザー
ジュナ・キャザー
可愛くなんか無いですよ?!
ミカサ・アッカーマン
ミカサ・アッカーマン
あなたは可愛い…。
ので、私が守る。
ジュナ・キャザー
ジュナ・キャザー
(なにそれイケメンンンンン!!)
ジュナ・キャザー
ジュナ・キャザー
ありがとうございます!!笑笑
エレン・イェーガー
エレン・イェーガー
俺はエレン・イェーガー!
よろしくな!
あ、敬語は無しな!
ジュナ・キャザー
ジュナ・キャザー
うん!よろしくね!
(ええ、存じ上げておりますとも。なんせ私の愛しのエレの助でござるからな!)←(うん、キャラどうした?)
ミカサ・アッカーマン
ミカサ・アッカーマン
私は、ミカサ・アッカーマン。
タメ口でいい。
ジュナ・キャザー
ジュナ・キャザー
よろしくね、ミカサ!
アルミン・アルレルト
アルミン・アルレルト
僕は、アルミン・アルレルト。
僕にも敬語無しでよろしくね。
ジュナ・キャザー
ジュナ・キャザー
うん、よろしく!
ジュナ・キャザー
ジュナ・キャザー
(まぁ、チミ達のことは知り尽くしてるから心配いらないよ。)←
ミカサ・アッカーマン
ミカサ・アッカーマン
あなたの名前は?
ジュナ・キャザー
ジュナ・キャザー
あっ、私はジュナ・キャザー。
よろしくね。笑
ミカサ・アッカーマン
ミカサ・アッカーマン
よろしく、ジュナ。
(身長まで天使…。)
エレン・イェーガー
エレン・イェーガー
ジュナ、よろしくな!
アルミン・アルレルト
アルミン・アルレルト
ジュナ、よろしく!
アルミン・アルレルト
アルミン・アルレルト
ところで、どうしてひと気の少ない所にいるんだい?
ミカサ・アッカーマン
ミカサ・アッカーマン
家族や友人は?
エレン・イェーガー
エレン・イェーガー
家は何処なんだ?
送ってくよ。
ジュナ・キャザー
ジュナ・キャザー
(どうしよ…全然考えて無かったぜ☆←)
ジュナ・キャザー
ジュナ・キャザー
(適当でいっか。←)
ジュナ・キャザー
ジュナ・キャザー
…家族も友人も、知り合いもいない。
家もない。
両親は…巨人に食べられた。
シガンシナ区で…。
エレン・イェーガー
エレン・イェーガー
お前…俺たちと一緒だ。
俺の母さんも、巨人に食べられた…。
シガンシナ区で…。
ミカサ・アッカーマン
ミカサ・アッカーマン
シガンシナ区出身なの…?
ジュナ・キャザー
ジュナ・キャザー
…うん。
アルミン・アルレルト
アルミン・アルレルト
家がないって…
今までどうしてたんだ?
ジュナ・キャザー
ジュナ・キャザー
(それはもちろん…適当でいくしかないよね!←)
ジュナ・キャザー
ジュナ・キャザー
それが…あまり覚えてなくて…。
シガンシナ区での記憶はあるけど…
ここでの記憶は一切ない…。
ジュナ・キャザー
ジュナ・キャザー
今日、目を覚ましたらこのあたりだったから、歩き回ってたらあの人さらいが来て…ってことだったんだけど…。
ジュナ・キャザー
ジュナ・キャザー
帰る家が無くて困ってて…。
ジュナ・キャザー
ジュナ・キャザー
(ワンチャン拾ってくれる説ぅぅぅぅぅぅぅぅうう!!
てか私、こんなにおとなしくできるんだ。)
↑心の中と表での温度差がそれはもうかけ離れてる。
ミカサ・アッカーマン
ミカサ・アッカーマン
…分かる。
よく、分かる。
家族を失う気持ち…
帰る所が無くて困ってる気持ち…。
でも、エレンは私を助けてくれた。
嬉しかった。
だから今度は私の番。
私の所に来て、ジュナ。
私があなたを守る。
見捨てたりしない…。
ジュナ・キャザー
ジュナ・キャザー
ミカサ…。
ジュナ・キャザー
ジュナ・キャザー
(ミカサ…語彙力が少し上がったような気がするよ。
てか、拾ってくれるんだぁ!
今日は実にめでたい日だねぇ!
エレン達にも会えたしねぇぇぇぇぇぇええ!!)
↑お情緒がお不安定。
エレン・イェーガー
エレン・イェーガー
でも、ミカサ。
俺たちの所に来いっつってもよ、
俺たちの家って兵舎じゃねぇか。
どうするんだよ。
ジュナ・キャザー
ジュナ・キャザー
みんなって兵士なの?!
ジュナ・キャザー
ジュナ・キャザー
(知ってるけどさぁ、聞いちゃうよね。←)
エレン・イェーガー
エレン・イェーガー
おう、そうだぜ。
まぁ、兵士っつってもまだ訓練兵だけどな。笑
ジュナ・キャザー
ジュナ・キャザー
凄いね!!
アルミン・アルレルト
アルミン・アルレルト
そうだ!
ジュナも訓練兵団に入ればいいじゃないか!!
エレン・イェーガー
エレン・イェーガー
おぉ!
いい考えだな!
それならジュナと一緒に居られるぞミカサ!
ミカサ・アッカーマン
ミカサ・アッカーマン
…嬉しい。
でも、途中から入れるのかが分からない。
エレン・イェーガー
エレン・イェーガー
た、確かに…。
アルミン・アルレルト
アルミン・アルレルト
ミカサからの推薦者ってことにすればいいんだよ!
成績トップのミカサからの推薦なら、教官も許可してくれるはずだ!
それに、ジュナには実力がある。
きっと…いや、絶対に入れるよ!
ミカサ・アッカーマン
ミカサ・アッカーマン
そうしましょう。
ジュナ・キャザー
ジュナ・キャザー
大丈夫…かな?
ミカサ・アッカーマン
ミカサ・アッカーマン
大丈夫、あなたは強い。
あなたが思っているよりずっと強い。
ジュナ・キャザー
ジュナ・キャザー
ありがとう…私、頑張るね!
エレン&ミカサ&アルミン
頑張れ!
ミカサ・アッカーマン
ミカサ・アッカーマン
行きましょう、ジュナ。
ジュナ・キャザー
ジュナ・キャザー
うん!
ーーーーーカットーーーーーーーーーーーー
お情緒が、お不安定。

表→いい子。

心の中→うるさいやつ。
よく母さんが子供に「あの人は見ちゃダメよ」と言う時にお母さんの視線の先にいる奴。
「大きくなってもこうなっちゃダメよ」の良い(悪い)見本。すっごい分かりやすいと思う。笑

プリ小説オーディオドラマ