〜次の日〜
んぅ〜……朝か…。
結局、昨日の夜は誰かの家の上の屋根で寝た。←おい。
いつものフカフカの布団じゃないし、My枕もない。
おかげさまで背中が痛いっす。
まぁ、あんまりご飯を食べなくても生きていける体質だったことが唯一の救いかな。
てか、昨日のエルヴィン団ちょの発言が大ニュースになり過ぎててやばい。
人類の宝?
私じゃないよねぇ…?
元の世界に戻った方がいいけど、戻り方が分からないや。
それに、まだ愛しのエレン達に会ってない。
私はこの二大事件を解決しなければならないのだ。←
ちょっと街でも歩くか。
((屋根から降りる))
にしても私、不審者だな。
フード取るか。
顔バレしてないからいいよね。
マンガ読みまくってたから街で迷子になる心配は無〜し!
よし、探検だぁぁぁぁぁぁぁぁああ!!
あれ?
なんか変な人が近づいてくる。
ねぇねぇ、そこの綺麗なお嬢ちゃん。
お兄さんと楽しいことしない?
綺麗だなんて嬉すぃ〜!
でも、ごめんなさい。
私、ただ今絶賛お楽しみ中なので邪魔しないで貰えますか?←
一人だと寂しいじゃ〜ん。
ね?お兄さんと一緒に行こう?
((ジュナの腕を掴んで引っ張る))
やめて下さい!
離してっ!!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
今、叫び声がした…。
ああ、聞こえた。
何かあったのかな?
とにかく行ってみよう。
ええ。
おう。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
いいから、大人しくしてろっ!
チッ…
できるだけこういう事はしたくなかったけどさ、
あなたが悪いんだからね?
あ"あ?
((人さらいの腹部を蹴り上げる))
おぉ〜、人ってあんなに飛ぶんだね。←
手加減したのにな〜。
おいっ!お前、大丈夫か?!
え……っ?!?!
そこにいたのは……
エレン、ミカサ、アルミンだった。
怪我はないかい?
はっ、はい…っ!私は大丈夫ですっ!
(とっ、とりあえず知らないフリを……)
にしてもお前、強いんだな!
すげぇーー!!
訓練兵か?!
いえ、違いますけど…?
よく、頑張った。
偉い。
((ジュナを抱きしめる))
えっと〜…
(ミカサに抱きしめられてるぅぅぅぅぅぅぅぅうう!!
やゔぁ〜〜い!!)
ミカサは、自分よりも小さくて可愛いものが大好きなんだ。
守りたくなっちゃうらしい。笑
可愛くなんか無いですよ?!
あなたは可愛い…。
ので、私が守る。
(なにそれイケメンンンンン!!)
ありがとうございます!!笑笑
俺はエレン・イェーガー!
よろしくな!
あ、敬語は無しな!
うん!よろしくね!
(ええ、存じ上げておりますとも。なんせ私の愛しのエレの助でござるからな!)←(うん、キャラどうした?)
私は、ミカサ・アッカーマン。
タメ口でいい。
よろしくね、ミカサ!
僕は、アルミン・アルレルト。
僕にも敬語無しでよろしくね。
うん、よろしく!
(まぁ、チミ達のことは知り尽くしてるから心配いらないよ。)←
あなたの名前は?
あっ、私はジュナ・キャザー。
よろしくね。笑
よろしく、ジュナ。
(身長まで天使…。)
ジュナ、よろしくな!
ジュナ、よろしく!
ところで、どうしてひと気の少ない所にいるんだい?
家族や友人は?
家は何処なんだ?
送ってくよ。
(どうしよ…全然考えて無かったぜ☆←)
(適当でいっか。←)
…家族も友人も、知り合いもいない。
家もない。
両親は…巨人に食べられた。
シガンシナ区で…。
お前…俺たちと一緒だ。
俺の母さんも、巨人に食べられた…。
シガンシナ区で…。
シガンシナ区出身なの…?
…うん。
家がないって…
今までどうしてたんだ?
(それはもちろん…適当でいくしかないよね!←)
それが…あまり覚えてなくて…。
シガンシナ区での記憶はあるけど…
ここでの記憶は一切ない…。
今日、目を覚ましたらこのあたりだったから、歩き回ってたらあの人さらいが来て…ってことだったんだけど…。
帰る家が無くて困ってて…。
(ワンチャン拾ってくれる説ぅぅぅぅぅぅぅぅうう!!
てか私、こんなにおとなしくできるんだ。)
↑心の中と表での温度差がそれはもうかけ離れてる。
…分かる。
よく、分かる。
家族を失う気持ち…
帰る所が無くて困ってる気持ち…。
でも、エレンは私を助けてくれた。
嬉しかった。
だから今度は私の番。
私の所に来て、ジュナ。
私があなたを守る。
見捨てたりしない…。
ミカサ…。
(ミカサ…語彙力が少し上がったような気がするよ。
てか、拾ってくれるんだぁ!
今日は実にめでたい日だねぇ!
エレン達にも会えたしねぇぇぇぇぇぇええ!!)
↑お情緒がお不安定。
でも、ミカサ。
俺たちの所に来いっつってもよ、
俺たちの家って兵舎じゃねぇか。
どうするんだよ。
みんなって兵士なの?!
(知ってるけどさぁ、聞いちゃうよね。←)
おう、そうだぜ。
まぁ、兵士っつってもまだ訓練兵だけどな。笑
凄いね!!
そうだ!
ジュナも訓練兵団に入ればいいじゃないか!!
おぉ!
いい考えだな!
それならジュナと一緒に居られるぞミカサ!
…嬉しい。
でも、途中から入れるのかが分からない。
た、確かに…。
ミカサからの推薦者ってことにすればいいんだよ!
成績トップのミカサからの推薦なら、教官も許可してくれるはずだ!
それに、ジュナには実力がある。
きっと…いや、絶対に入れるよ!
そうしましょう。
大丈夫…かな?
大丈夫、あなたは強い。
あなたが思っているよりずっと強い。
ありがとう…私、頑張るね!
頑張れ!
行きましょう、ジュナ。
うん!
ーーーーーカットーーーーーーーーーーーー
お情緒が、お不安定。
表→いい子。
心の中→うるさいやつ。
よく母さんが子供に「あの人は見ちゃダメよ」と言う時にお母さんの視線の先にいる奴。
「大きくなってもこうなっちゃダメよ」の良い(悪い)見本。すっごい分かりやすいと思う。笑
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!