活動についての方を読んでいただけたら幸いです!
そして今回はハピエンです、
前回のものを見ていない方もいるのかと、思いますが軽く説明するのでそこから想像してくださいッ。
設定は、中学2年生のふぇにくろくんはいじめを受けていて毎日のように暴言暴力をされていました。がある日の朝、通学路を歩いていると、後ろからいじめっ子の子がついてきていて、ナイフをもっていた。
そして、それをふぇにくろの顔に目掛けて刺そうとしてきたので避けたが、避けきれず左目にあたって失明してしまった。
という形です。
ここからハピエンに繋げていくのでよく読んでください!それでは。
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今日は動画撮影の日で、ちょこめんで集まっている。
最近目が凄く痛くて堪らない。
先生に言ったら、薬を出しておくので食後に飲んでください、とだけ言われた。
でもそれも全然効かないし、なんなら痛みがましてんじゃねぇのってくらい痛い。
この失明は、中学2年生の時のいじめから。
リスナーさんにもちょこめんにも話はしたし、
ちょこめんは真剣に受け止めてくれて、
安心したし、リスナーさんは批判する人もいれば全然いいよと言う人もいて、推しを下りるという人もいた。
だから今残って推してくれている子には本当に感謝しかない。
失明は、治る確率が本当に低く1%に限りなく近いかな、くらいらしく、治ったら奇跡だと言われていて、
どうせ治らないだろうなと思っている矢先に今痛みが来ていて、あーあ、もっと悪化するのかな、両目見えなくなるのかな、と不安に思うところもある。
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撮影終わり
やば、痛い、
イタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイ
そこから記憶が無い。
起きたら見覚えのない白い天井。
手には人の感触。
ピコン、ピコンという機械音。
病院…?
謎の感覚があった、
失明したはずの左目は、光が少しあった。
でも眼帯をしていて、何が何だか分からないし、
ゆぺも気付いていないようで、みんなに
電話をかけて、5分後にみんなが来た。
俺はこの時点で分かっていた。
失明したはずの左目は、
戻っていると。
きちんと見えると。
けれど眼帯をしているから、しっかりは見えない。
だから確定とは言えない。
けど、光を沢山感じる。
10年間も感じていなかった
光。
はやく外したかった。
けれど同時に怖かった。
何を言われるか
どんな景色なのか。
けれど見たい。
この目でしっかりと。
片目ではなく。
両目で。
そっと布団から両手をだし、眼帯をとる。
景色が違った。
光を感じれて。
みんなの顔がきちんと見れて。
ちゃんと。
涙が流せて。
そして、みんなが抱きついてきた。
普通は痛いと離すと思う。
でも優しくて、暖かくて。
嬉しくて。
沢山泣いた。
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ありがとう
俺は俺。
最高の仲間がいる限り、俺は強いんだから。
頑張ろうぜ。
これからも。
永遠に。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!