身体がぐらぐら揺さぶられる。
目を開けるとホソガヒョンが上から僕を覗き込んでいる
ベットから飛び起き、服を着替え始める。
その様子を見てヒョンは笑い始めた。
ヒョンは部屋から出ていった。
時計は7時を指している。こんな時間からどこでダンスの練習をするのかな?
準備を終え、リビングへむかう。
するとコーヒーのいい匂いが鼻をくすぐる。
コトンっとダイニングテーブルに湯気のたったコーヒーをおく。
ヒョンは僕の前に座り、スマホをいじりながら言う。
しばらくして…。
僕らは家から出発した。
今日は快晴で雲ひとつなく、風が心地いい。
10分ほど歩いていると…
小さなビルの前にたどりついた。
ギィ…。
重い扉を押し、薄暗いビルに足を運ぶ。
102 103 104 と部屋が並んでおり、ヒョンは一番奥の一番大きな部屋に入り、電気をつけた。
壁全面が鏡になっており、沢山のスピーカーが置かれている。よくテレビで見る練習部屋だ。
ヒョンはストレッチを始めた。
30分ほどストレッチを一緒にした後本格的にダンスの練習が始まった。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。