帰り___
重岡「あんなぁ、今日、神ちゃんがな__」
あなた「うん」
重岡「そんで、___」
あなた「うん」
重岡「流星とはどんな感じなん?」
あなた「うん」
重岡「あなた?」
あなた「……」
重岡「おい。あなた」
あなた「え、何?」
重岡「聞いてなかったか…」
藤井先輩に別れたいって別れようって言えたらな…
重岡「…なんかあったんやな?」
あなた「ん、あった」
重岡「なにがあったん、」
あなた「浮気?みたいな」
重岡「……そか。」
言ったところでどうにもならないやん…
……辛いのにッ
ギュッ
あなた「え、?」
重岡「泣きたいなら泣けよ」
あなた「……」
重岡「辛いならちゃんと、辛いって助けてって言え。俺は、流星とか神ちゃんよりあなたを優先するから」
そんな大くんの言葉に甘えることしか出来なかった
あなた「辛いよッ助けてよッ…」
重岡「助けたる」
その一言で私の心は安心感でいっぱいだった
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。