ぽかぽかと暖かい縁側でのんびりとお茶をすする、とまでは行かないが、エミさん家のベランダで日光を浴びながら雑談する。
意味の無い会話を繰り返すけど、それすらも暖かい会話となった。
エミさんと会話を続けてると、その柔らかな物腰に心も暖かくなっていく。
ふふっ、とエミさんが笑みを零した。
幸せですよ、と言い返そうかと思ったがやめた。
ほんとですか、とその暖かい笑顔で返される。
だから自分もほんとですよ、と言って微笑んだ。
冗談のように口から出てきた言葉。
少なくとも自分はその言葉に喜びを覚えた。
きっと、そうですよ、エミさんならこう言ってくれるのだろう。
軽く息をついて空を見上げる。
雲ひとつない晴天が俺たちの事を見守ってくれている気がした。
これからもエミさんとこんな会話が続けられますように。
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わからない(´・ω・`)
エミさんがショッピ君をなんて呼ぶのか分からない。
ショッピ君か
ショッピさん。
両方あった希ガス
くそ短くてごめんね(´・ω・`)
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。