闇の悪魔の力を手にしたサンタクロースとデンジとの
戦いに決着が着いた頃...
クァンシ
...
剣を2人に向ける
吉田 ヒロフミ
...
岸辺
...
目隠しをする吉田と岸辺
マキマ
(ニッ)
クァンシ
降参する
クァンシ
私が逃げると思うなら四肢を切ってもいい
クァンシ
だから私の女達は殺すな
クァンシ
助かるなら靴でもなんでも舐める
マキマ
...
マキマ
死体が喋っている
クァンシ
...
シュッ...
クァンシと2人の魔人達の首が地面に転がる
吉田 ヒロフミ
ふぅ...
吉田 ヒロフミ
目隠し...取らないんですか?
岸辺
何も見たくねぇ...
吉田 ヒロフミ
...
蛸の足の上で気絶しているレイのところへと向かう
雨宮 レイ
...
吉田 ヒロフミ
はぁ...
クァンシに殴られた顔の怪我を優しく撫でる
雨宮 レイ
ヒ...ロ...?
吉田 ヒロフミ
!、良かった目覚めたか
雨宮 レイ
...いっ
起き上がろうとするレイだったが全身に痛みがはしる
吉田 ヒロフミ
無理すんなって
雨宮 レイ
ごめん...
雨宮 レイ
今回ばっかりは...死んだと思ってたよ
吉田 ヒロフミ
俺も
雨宮 レイ
ありがとう、ヒロ
吉田 ヒロフミ
バディなんだから当たり前だろ
雨宮 レイ
...(ニッ)
吉田 ヒロフミ
お前はさ...俺の前で死ぬなよ
レイにの体に顔をつけてうずくまる
雨宮 レイ
...うん
雨宮 レイ
約束する
吉田の頭を撫でた
私たちは公安からの依頼を終え、民間の仕事へ戻った
ピピッ
雨宮 レイ
38.1...
吉田 ヒロフミ
まじかよ...
雨宮 レイ
病院に行くぞ
吉田 ヒロフミ
いや、いい...
雨宮 レイ
なんで、
吉田 ヒロフミ
俺病院嫌いだし
雨宮 レイ
そんな子供みたいな理由で...
雨宮 レイ
...
吉田のおでこに冷えピタを貼る
吉田 ヒロフミ
冷たっ
雨宮 レイ
今日は大人しく寝てろ
吉田 ヒロフミ
ん...
雨宮 レイ
何かあったら連絡して
吉田 ヒロフミ
行くの?
雨宮 レイ
仕事だから
吉田 ヒロフミ
ヤダ...俺も...行く
雨宮 レイ
今のお前がいても足でまといだ
雨宮 レイ
大丈夫、雑魚しかないよ
吉田 ヒロフミ
...
吉田の頬に軽いキスをする
吉田 ヒロフミ
!
雨宮 レイ
いい子にしてろ(ニッ)
雨宮 レイ
また夜来るから
パタン🚪
吉田 ヒロフミ
(イケメンだなおい...)
ザクッ
雨宮 レイ
...(これで終わりか)
市民
ありがとう君!
市民
凄いわ!
市民
さすがデビルハンター!
雨宮 レイ
もうご心配なさらずに、
雨宮 レイ
すぐ残骸処理班も来ます
路地裏を出て一息ついていると...
雨宮 レイ
あっ...
早川 アキ
、!
コーヒーを片手に近くのベンチに座る二人
雨宮 レイ
わざわざ奢って頂いてありがとうございます
早川 アキ
礼を言われる程のことじゃない
雨宮 レイ
私が気絶してる間のことは聞きました
雨宮 レイ
腕...繋がったんですね
早川 アキ
片方だけだがないよりはいい
雨宮 レイ
ですね
早川 アキ
公安の奴らもたくさん死んでたくさん辞めていった
雨宮 レイ
無理もないですよ
雨宮 レイ
...早川さんはなんで残ってるんですか?
早川 アキ
さぁな...俺にも分からない
早川 アキ
でも今の環境は割と気に入ってる
レイの頭にデンジとパワーの顔が浮かぶ
雨宮 レイ
あんな悪魔初めて見ました
早川 アキ
俺もだ
雨宮 レイ
もう公安には関わりたくありませんが、
また会ってみたいです
早川 アキ
アイツらもお前のことは気に入ってるんだと思う
早川 アキ
そういえば天使もお前の話をしてたな
雨宮 レイ
そうですか…
早川 アキ
雨宮の契約している悪魔はどうなった?
雨宮 レイ
まだ使えますけど
雨宮 レイ
随分と嫌われちゃいました
早川 アキ
お前のことは公安でも噂になってた
早川 アキ
悪魔を従わせるデビルハンターなんて
マキマさん以外に聞いたことがない
雨宮 レイ
あの人と同じにされるのは恐れ多いです
早川 アキ
どうして公安に来なかったんだ?
雨宮 レイ
公安に行く方が珍しいと思いますけど
早川 アキ
そうだな...
雨宮 レイ
でも強いて言うなら...
ニャー
1匹の猫がレイの足に擦り寄る
雨宮 レイ
...生きたいからですよ
雨宮 レイ
まだ高校生ですし
早川 アキ
そうだった
早川 アキ
それじゃあ俺はそろそろ行く
雨宮 レイ
はい
雨宮 レイ
今度皆でご飯でも食べに行きましょう
早川 アキ
あぁ
残った片手を上げて去っていくアキ
虎の悪魔
あいつ死ぬぞ、俺には分かる
雨宮 レイ
勝手に喋るな
雨宮 レイ
殺すぞ
虎の悪魔
...
雨宮 レイ
(さて...あいつは元気になったかな)
翌日
吉田 ヒロフミ
ふわああぁ
吉田 ヒロフミ
(よく寝た...)
吉田 ヒロフミ
(体も軽いし熱もないな)
ベッドから少し離れたつくえにラップのかかったご飯が見える
吉田 ヒロフミ
(レイか...俺昨日の記憶全然ねぇもんな)
雨宮 レイ
...
ベッドの隣で座って寝ているレイを見つける
吉田 ヒロフミ
レイ!?
すぐにベッドから降りてレイに駆け寄る
雨宮 レイ
ん…ヒロ…
吉田 ヒロフミ
お前こんなとこで...ずっと居たのかよ
雨宮 レイ
熱は…?
吉田 ヒロフミ
ない、もう治ったよ
雨宮 レイ
良かった(ニッ)
吉田 ヒロフミ
はぁ…良かったじゃねぇよ
吉田 ヒロフミ
こんなに冷たくなって
雨宮 レイ
1人は寂しいだろ
吉田 ヒロフミ
…
レイを抱きしめる
吉田 ヒロフミ
ありがとう
雨宮 レイ
いいよ
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第9話 9
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主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。