堂々としてるように見せてるけど、
やっぱりドキドキしてる。
好きな人に好きって気持ちを伝えるのは、
こんなにもすっきりするなんて
こんなに楽ならはやく告白してフラれとけば、こんなにおかしくなるほど好きじゃなかったのに。
あー、いまから私好きな人に振られますよー
そう言ってユンギ先輩が頭を搔く。
…なんか、怒ってる?
初めて会った時からとか言ってるけど、
いつなのかなんて自分でもよくわからない。
気づいたら好きになってたし
ん、なんか先輩口元緩んでますよ、
緩んでます。
緩んでますよね??((うるさ
あ、素直。
なんでこの人は変なことを言うんだろ。
前よりももっと好きになる
なんで今は優しくしてくれるの…
自分で言っててつらくて、笑えてくる。
ユンギ先輩がまた俯いて喋った
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。