連絡すると中島が出て 、
とのこと ...
処置用の包帯で 、止血部位をきつく巻く
ズボンと下着を脱がせ 、便器に座るよう促す
優しく言葉を掛けて 、安心させてやる
緊張しているのか 、なかなか尿が出ないみたい
なので 軽くマッサージ をすることに
首を横に振っている
トイレットペーパーを少量渡すと 、
'' けいくん 、拭いて? '' と甘々モードに
雄也が
メンバーのことを下の名前で呼んだり 、
自分のことを '' 僕 '' と呼ぶのは
甘えてる証拠 で
尚且つ 、退行も出ているサイン
あ 、退行っていうのは幼児退行のこと
一人じゃ何も出来なくなって 、
お漏らしや駄々をこねたり が頻繁に出てきて
全部手伝わないとやってけないような感じ
恐らく 、
幼い頃あまり構ってやれなかったのが原因なのかな
とも思ってる
嚥下障害も出てくるから注意が必要で 、
朝ごはんの時にむせたのも この前兆 だったのかも
すると 、
タイミングよく大ちゃんが入ってきた
'' 退行でてるから 、気を付けて ''と耳打ちをする
有岡と髙木が話しているうちに 、
軽く床を拭いておく
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良かった 、少しだけど
大ちゃんのマッサージでなんとか出たみたい
大ちゃんに言われた通り 、
パンツタイプのおむつを持ってくる
そして 、ついでに後片付けをして
新しい部屋着も渡す
おむつとズボンを履かせてもらって 、
綺麗になった雄也くんはすっかりご満悦
大ちゃんにお礼を言ってトイレを出ると 、
雄也が '' 手繋ごう? '' と言ってきたので
手繋ぐの何年ぶりだろう 、と思いながら
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!