ーー1ヶ月後
あぁ……
と隣から瀬名悠人が話しかけてくる
………何故か先日の席替えで隣になってしまった私たち
あれけら1ヶ月経つけれど話すたびに周りの視線はやっぱりすごくて…
でもあれから悪口は減った?って感じはする
私はそう答えた
運動は大の苦手
体育祭とか足を引っ張ることしかできない
きっと優菜とか夢花(成り行きでそう呼ぶことにした)とかは運動得意なんだろうなぁ…
…………
と思わずクスッと笑ってしまう
すると………
と後ろで先生が仁王立ちで立っていた
怖っっ……;三;゜ロ゜)
瀬名悠人も同じことを思っていたのか顔が死んでいる
なーんて思ってたら
と先生はニコッと笑った
……な〜んだ。
仲は良くないけど
怒られる訳じゃないのか…w
よかった〜
とホッとしてると
と私たちの肩をポンッと叩いた
……ん?
そう言うと前の方に座っている夢花が黒板を指した
そこには………
ぽかーーんとしていると先生は黒板に私たちの名前を書く
・ ・ ・
体育祭なんて嫌いなのに…
実行委員なんて…!!
と心の中で発狂していると…
と夢花がやってきた
…あ!そうだ
私は夢花に近づいて
と言った
しかし夢花は…
はあっ?
と言って
とピシャッと言った
そ……そんなぁ……
と瀬名悠人は首をかしげる
よりにもよってなんでこいつと……
どうすればいいの?!泣
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。