〜次の日の朝〜
ピピピピピッ((
昨日いろいろありすぎて、
時間が過ぎるのがとても早く感じる。
そう自分に言い聞かせ、
学校の準備をする。
そして、出かける前に必ずやること。
チーン((
〜通学中〜
私は家から電車で通っている。
徒歩も合わせると、約30分。
それなりに私の朝は早い。
駅に着いて、ホームで電車を待っていた。
すると、背後から名前を呼ばれた。
挨拶なんてされたの、久しぶりだな。
…って私!
もう関わらないって決めたんじゃなかったっけ?
え…
作間くんが私の手を引いて電車に乗る。
…
少しはっきり言いすぎたかもしれない…
と、私は言葉に出してから後悔した。
電車の中だから、大声は出せない。
でも、声は小さくとも…
感情が高ぶっているのが分かる。
言いすぎていることも分かってる。
私の八つ当たりだ。
ただ私が怖いだけ。
作間くんはきっと中学までの子とは違う。
それは辛い経験をたくさんしたからこそ分かる、
私の勘。
私の目からいつのまにか涙が溢れていた。
…なんなんだ。何を考えてるの?
優しいと思ったら、
ズケズケ言ってきて…分からない。
もう…分からないよ。
分からないけど、涙が止まらなくて。
私は電車がついて扉が開いた瞬間、
走り出した。
Next…
長くなってしまいました😅
なかなか納得のいく話を書けなくて…
時間がかかってしまったのですが、
第7話どうでしたか??
基本1、2日に1話のペースで更新します🙌
☆・♡・コメントよろしくお願いします💓
次回もお楽しみに✨
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。