第8話

第7話
753
2019/07/07 15:19
〜次の日の朝〜
ピピピピピッ((
あなた

あ、もう朝…

起きなきゃ。

昨日いろいろありすぎて、

時間が過ぎるのがとても早く感じる。
あなた

学校…行きたくないな…

でも、行こう…

大丈夫。1人でいれば何も起きない。

そう自分に言い聞かせ、

学校の準備をする。

そして、出かける前に必ずやること。
チーン((
あなた

お母さん、お父さん…

いってきます。
















〜通学中〜
私は家から電車で通っている。

徒歩も合わせると、約30分。

それなりに私の朝は早い。





駅に着いて、ホームで電車を待っていた。

すると、背後から名前を呼ばれた。
作間 龍斗
如月!
あなた

…え?

作間 龍斗
あ、やっぱり如月だった。

おはよう。いい天気だね。
あなた

…お、おはよう…

挨拶なんてされたの、久しぶりだな。





…って私!

もう関わらないって決めたんじゃなかったっけ?
あなた

…あ、では私はこれで…

作間 龍斗
…え、なんで?

席隣で通学路一緒なのに?

別れる理由ある?
あなた

そ、それは…ないけど…

作間 龍斗
じゃあ、せっかくだし一緒に行こ。
作間 龍斗
ほら、電車きた。





え…

作間くんが私の手を引いて電車に乗る。
あなた

あ、あの…手…

作間 龍斗
ん?あ、ごめん。

















あなた

ひ、1つ聞いてもいいかな…?

作間 龍斗
どした?
あなた

…な、ん、で…

何で私に話しかけるの?

何で私に関わるの?

少しはっきり言いすぎたかもしれない…

と、私は言葉に出してから後悔した。








作間 龍斗
…如月をほっておけないから。
作間 龍斗
無理に強がらなくていいんじゃないの?
あなた

強がってないし…

ほっておいてよ…

人と関わりたくないの。

作間 龍斗
…如月に何があったのか俺は知らない。

まだ出会って1日だ。
作間 龍斗
でも…

もう少し頼れよ。

何で自分にも他人にも蓋してんの。
あなた

…ないで…

作間 龍斗
…え?
あなた

知ったような口聞かないで!

1日で何が分かるっていうの?

私の気持ちも知りもせずに、

ズカズカ踏み込んでくるのやめてよ…

あなた

私は…1人でいいの!大丈夫なの!

電車の中だから、大声は出せない。

でも、声は小さくとも…

感情が高ぶっているのが分かる。

言いすぎていることも分かってる。

私の八つ当たりだ。

ただ私が怖いだけ。

作間くんはきっと中学までの子とは違う。

それは辛い経験をたくさんしたからこそ分かる、

私の勘。
















作間 龍斗
…じゃあ、何で泣いてるの。
あなた

え?



私の目からいつのまにか涙が溢れていた。



あなた

そ…れは…

作間 龍斗
何か理由があって、

大丈夫じゃないから、

泣いてるんじゃないの?
作間 龍斗
大丈夫だったら、涙流さないし、

そんなに言い返さないと思うけど?







…なんなんだ。何を考えてるの?

優しいと思ったら、

ズケズケ言ってきて…分からない。

もう…分からないよ。




作間 龍斗
俺は出会えてよかったよ。

…如月に。

















分からないけど、涙が止まらなくて。




私は電車がついて扉が開いた瞬間、

走り出した。





作間 龍斗
おい!如月!









Next…







長くなってしまいました😅

なかなか納得のいく話を書けなくて…

時間がかかってしまったのですが、

第7話どうでしたか??

基本1、2日に1話のペースで更新します🙌

☆・♡・コメントよろしくお願いします💓

次回もお楽しみに✨

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