第11話

第10話
713
2019/07/10 13:29





はあ…教室戻るの億劫だな。

隣の席だからね。

でも、作間くんは何も悪いことしてない。

後でちゃんと謝ろう。














〜教室〜



作間くんは…自分の席で寝てる。

起こさないように私はそっと隣の自分の席に座る。

寝顔も綺麗だな…そう思って眺めていたら…

いきなり顔を上げてこっちを見た。

作間 龍斗
んん…?如月?
あなた

あ、え、あ、あの。

さっきは言い過ぎた。ごめんね。

作間 龍斗
ううん。俺も無神経だった。ごめん。
作間 龍斗
…俺、誰でも良かったわけじゃない。
あなた

へ?

作間 龍斗
俺は如月だから話したい。
作間 龍斗
如月が話したくなくても、

俺は話したい。もっと知りたい。
作間 龍斗
今は信じられなくてもいい。

無理しなくていい。

だから、友達になってよ。
作間 龍斗
いつか、俺が如月を笑顔にする。
あなた

っ…………

あなた

わ、わかった。

あなた

で、でも!

…私といると傷つけちゃうかも…

作間 龍斗
別にいいよ。如月なら。

そもそも傷つかないし。

いくらでもぶつかればいい。


また泣きそうになる。

今までそこまで言ってくれる人はいなかった。






まだ出会って間もないけれど、分かったこと。

彼は何でもできるタイプだけど、社交的ではなく、

いつも話しているのは1人の男の子だけだ。

理由は分からないけれど。





そんな彼が私を必要としてくれている。

100%は信じられないけれど、もう一度だけ。

歩み寄ってみようと思えた。





あなた

う、うん…

ありがとう。

作間 龍斗
あ、連絡先。教えて。
あなた

はい。

作間 龍斗
ありがと。





ふっと微笑んだ作間くんは綺麗だった。

でも、彼もどこか寂しそうで…

抱えているものがあるのかなと、ふと思った。












担任
おーい。HR始めるぞー。
担任
…如月、聞いてんのか?
ハッと前を向くと、目の前に担任が立っていた。

色々考えていて、ぼーっとしてたようだ。
あなた

あ、すみません。

ぼーっとしてました(-。-;

担任
上の空だったから、

魂飛んでいったのかと思ったぞ。
担任
ちゃんと聞けー!
女子①
そんな訳ないですよwww

生きてますからwww
クラスメイトたち
はははっ。
あなた

気をつけます…

ちょっと!めっちゃ恥ずかしい!笑われたし!

また目立っちゃったよ…
作間 龍斗
…如月何やってんのwww
あなた

作間くんまで笑わなくてもいいじゃん。

作間 龍斗
だって、面白かったから。
あなた

だろうね。

作間くんと話していて、いつの間にか少し笑っていた。

いつぶりだろう。








ダメだ。ダメだ。

…調子に乗らない。今まで通りの私で。

そう自分に言い聞かせて、いつもの私に戻った。







Next…








更新遅くてすみません🙇‍♀️

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ほんの少し前に進んだあなたでしたね👍

次回もお楽しみに✨




そして、ジャニーさん…

ご冥福をお祈りします。

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