はあ…教室戻るの億劫だな。
隣の席だからね。
でも、作間くんは何も悪いことしてない。
後でちゃんと謝ろう。
〜教室〜
作間くんは…自分の席で寝てる。
起こさないように私はそっと隣の自分の席に座る。
寝顔も綺麗だな…そう思って眺めていたら…
いきなり顔を上げてこっちを見た。
また泣きそうになる。
今までそこまで言ってくれる人はいなかった。
まだ出会って間もないけれど、分かったこと。
彼は何でもできるタイプだけど、社交的ではなく、
いつも話しているのは1人の男の子だけだ。
理由は分からないけれど。
そんな彼が私を必要としてくれている。
100%は信じられないけれど、もう一度だけ。
歩み寄ってみようと思えた。
ふっと微笑んだ作間くんは綺麗だった。
でも、彼もどこか寂しそうで…
抱えているものがあるのかなと、ふと思った。
ハッと前を向くと、目の前に担任が立っていた。
色々考えていて、ぼーっとしてたようだ。
ちょっと!めっちゃ恥ずかしい!笑われたし!
また目立っちゃったよ…
作間くんと話していて、いつの間にか少し笑っていた。
いつぶりだろう。
ダメだ。ダメだ。
…調子に乗らない。今まで通りの私で。
そう自分に言い聞かせて、いつもの私に戻った。
Next…
更新遅くてすみません🙇♀️
☆・♡・フォロー・コメントよろしくお願いします🥺
ほんの少し前に進んだあなたでしたね👍
次回もお楽しみに✨
そして、ジャニーさん…
ご冥福をお祈りします。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!