第51話

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2022/11/19 02:48



鬼ごっこでのこと……




シルクチームが鬼で、

あなた、マサイ、ショーゴが逃げ始めた。


それぞれ頭にGoProを付けている。



以下 ▽ あなた side
あなた

どこ行こうかな…

マサイもショーゴもすぐに

どこか行っちゃった。



ショーゴ運動神経良かったよね…なんて
あなた

この部屋なんだろ…

あなた

…キャッ



目の前には人体模型があった。
あなた

理科室?
こっわ…!もう出よ…





ドアに手をかけたと同時に

足音が聞こえてきた
あなた

… … ( やっば )


理科室の奥にある薬品室に行って

空いていた棚に隠れた



ガラガラガラ…
シルク
おー、理科室って感じ
シルク
人体模型改めて見ると不気味だな笑
YouTuberらしく

コメントを残しながら

探していく
シルク
この辺りマサイとかいそうだけど
シルク
んー、奥の部屋とか?


ガチャッ
シルク
いねぇなあー


あなたに気づくことなく出ていった



ガラガラガラッ
あなた

…ふぅ…
鬼ごっこってこんな感じだった?
心臓に悪いって笑

あなた

移動しよ…

次についたのは保健室
あなた

カーテンあるし、ベッドあるし
意外と穴場かも…?

あなた

これ鍵閉めるのあり?笑
まあいっか



YouTuber「「絶対なし!!」」




そんなことはつゆ知らず

ガチャッ と鍵をかけて

ベッドに横になった。
あなた

んー、横になるとどっと疲れが…
ちょっとだるいような気がしてきた…

あなた

これが二日酔い…?

あなた

あ、二日酔いとか言っちゃった…
編集で切って下さい…笑笑



その後、

コメントを残す余裕もなく

うとうとし始めた。
あなた

やば、寝ちゃ…ぅ……

ショーゴ
ショーゴ
ハァ…ッ…ハァッ…シルクはえー!
ショーゴ
ショーゴ
久々にこんな走った…ッ
ショーゴ
ショーゴ
きちー!笑
大きく深呼吸をしながら

着いたのは……保健室
ショーゴ
ショーゴ
保健室あんじゃん


ガチャッ ガタガタ…
ショーゴ
ショーゴ
鍵閉まってない?
こんなの………ふふ笑

含み笑いの理由は…
ショーゴ
ショーゴ
まあ、外から回ってみましょうか


運動場側の窓は施錠がされておらず

鍵が開いていた
ショーゴ
ショーゴ
よ、いしょっ…と


中に入って耳を澄ませた
あなた

……スゥ




ゆっくりとカーテンを動かして

隙間から中に入った
ショーゴ
ショーゴ
やっぱり…
あなた

…んッ……

しばらくあなたの寝顔を眺め、






二人分のGoProの電源を落とした
ショーゴ
ショーゴ
あなた…
あなた

……んん……ッ

ショーゴ
ショーゴ
…可愛い


あなたのサラサラな髪を撫でて

床に座ってからベットに伏せて話しかけた
ショーゴ
ショーゴ
なんで、離れて行っちゃったの…?
あなた

………スゥ

ショーゴ
ショーゴ
俺は大好きだったのに…
あなた

……んんッ…シル…

あなた

ぇ、ショーゴ…なにしてるの?

ショーゴ
ショーゴ
なにもしてないよ笑
ショーゴ
ショーゴ
気持ちよさそうに寝てたから
懐かしいなって眺めてた。笑
あなた

…やめて…よ……//


少し笑って

起き上がってから

んん〜っと背伸びをした




そのとき
ショーゴ
ショーゴ
… あーもぅ…( ぎゅっ )
あなた

…ショーゴ?

ショーゴ
ショーゴ
…少しだけ
あなた

…どしたの?
( よしよし )

伸ばしていた腕を下ろして

優しく撫でた




びっくりすることも、

慌てることもないあなたに

「変わってないな」と

感じたショーゴだった。
ショーゴ
ショーゴ
なんで…
あなた

んー?

ショーゴ
ショーゴ
なんもない。あ、ねぇ、
あなた

なに?

ショーゴ
ショーゴ
鍵閉めるのは、
ルール的に無しだよ?


抱きしめたまま

見上げて問いかけた。
あなた

…そうなの?笑

ショーゴ
ショーゴ
だから、あなたがいるなって
すぐ分かった。
あなた

…それできてくれたの?

ショーゴ
ショーゴ
…来てくれたとか言うなって…



少しの沈黙のあと、

ショーゴの顔を見ると

少しずつ近づいてきて……



「あー、このままキスされる」



って思った。でも、動けなかった。


ガチャッ

ガタガタガタッ


シルク
あれ?ここ閉まってねぇー?
あなた

…わッ!

ショーゴ
ショーゴ
( 小声 )ちょッ…


ショーゴが急いで

あなたの口を押さえたけど、

間に合わなかったようで…
シルク
今、なんか声しなかった?笑
シルク
…親戚ちゃんー?
シルク
でも開かねぇもんなー。
シルク
他行くか。



タッタッタッタッ
ショーゴ
ショーゴ
ふぅ…
ねぇ、バレるじゃん!

あなたを見るとまだ

俺が口を押さえてて、

少し涙目でこっちを見てた。
ショーゴ
ショーゴ
あ、ごめ、苦しかった? ( 焦 )
あなた

ううん、私のせいで
負けちゃうとこだった…グスッ
ありがとう…

ショーゴ
ショーゴ
そゆこと…?笑
なんなの、もう… ( ため息 )
ショーゴ
ショーゴ
じゃあ、俺行くから
あなたも他んとこ探しなよ?
あなた

…うんっ、頑張る。笑






チュッ っと音を立て

あなたの頬にキスをして

ショーゴは離れていった。
あなた

………ッ

それ以降

あなたはちょっと上の空だった

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