わたしはようちえんせいになった。
ママにひらがなとカタカナをおしえてもらって
少しずつかけるようになっていた。
もちろん、やくそくだった
ねこちゃんのカチューシャもかってもらった!
これつけていったらみんなとあそべるよね!
このカチューシャさえあれば、なかよくなれる
そうしんじていた。
わたしはまたしっぱいしちゃったんだ…
かわいいこがつけるからかわいい……
りなはかわいくないのかな?
でも、ママにはしんぱいかけちゃだめ。
わらわなきゃ、わらわなきゃ……
りながおちこんでたから、
せんせーはママにでんわしようとしてるんだ…
せんせーにもしんぱいかけちゃだめ。
じゃないとママに……
自分で自分の首をしめてるなんて、
まだ幼稚園児の私に気づくわけなくて。
ママに心配かけないようにしなきゃ。
もっといい子でいなきゃ。
みんなと仲良くしなきゃ。
って考えるようになっていた。




















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。