第44話

大丈夫...じゃなかった
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2018/02/04 15:09
澄空Side



「一軍だからって調子のりやがって」

「どうせ、あいつもいじめればどうにでもなるさ」






ドアを開ける前に聞こえた


そんなふうに思ってるんだ...だから?


私は教室に入る
澄空
澄空
おはよう
ポッキー
ポッキー
あ、おはよう
マサイ
マサイ
おっはー
シルク
シルク
置いてくなよ〜
澄空
澄空
いいじゃんw
沁闇
沁闇
おっはーよ
澄空
澄空
少し、屋上行ってくる
シルク
シルク
うん



❥屋上
澄空
澄空
やっぱり、空気がおいしい
女子
ねぇ、
知らぬ間に、三軍の人達がいた
澄空
澄空
何かしら...
女子
あんたさぁ、調子乗ってるでしょ
澄空
澄空
のらないわよ、そんなの
女子
嘘つけ
澄空
澄空
嘘なんてついてないわ
女子
まぁ、どうでもいいわ
手にハサミや、カッター
そこにあったバットを持つ




何故バットがあるんだよ...
女子
いなくなって...
こっちに近づく...


どうしよう、いつもなら、かわせるはず
堂々と出来るのに、...怖い





それが、刃物を見た恐怖なのか、狂った目の恐怖なのか
わからなかった
後ずさりしていく





ガシャンッ


柵にぶつかり、囲まれる
女子
さっさといなくなれ!



いなくなった方が楽なのでは?





ダメだ、病の方が...







ここから堕ちればいなくなれるよ







さぁ、どうする?
澄空
澄空
...私は、落ちない
女子
消えろ
バットを振りかぶってきた







体制が崩れ、柵から落ちた...







何が起きたかわからなかった







シルクSide
男子
おい!うちのクラスの女子が屋上から落ちたってよ!
シルク
シルク
屋上...
嘘だろ?
嘘だ...そんなの








俺は急いで救急車の方に行く
タンカで運ばれてたのは
血を流して横たわった澄空だった


俺はその場で足を崩す











なんで、澄空がこんなにも苦しい思いをするんだよ!






シルク
シルク
なんで、なんでなんだよ...

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