第47話

消えたい...
996
2018/02/05 14:47
澄空Side




「裏切り者」

「どっか行け」

「しんで」

「友達じゃないから」

「うわー、菌がついたー」

「マジで、移さんといてよ」





ねぇ、なんで?
なんで...こんなにも苦しい思いしなくちゃいけないの?
ねぇ、私はいったいなんなの?
シルク
シルク
...空、澄空!
澄空
澄空
ハッ!
シルク
シルク
大丈夫か?
結構うなされてたぞ...
澄空
澄空
大丈夫...少し、小学校の頃思い出してね



私の小学校の頃は、いじめの繰り返し
どうせ、終わらない
その頃からずっと願っている
私なんて、消えればいいのに








中学の三年生のときに隣のクラスにいた
奴らが嫌いだった
❥❥❥❥❥❥❥❥❥❥❥❥❥❥❥中学三年生❥❥❥❥❥❥❥❥❥❥❥❥❥
隣のクラスには、シルク達がいたからよく行っていた
でもそのクラスにいたのは、小学校の頃私をいじめてた奴
仲良くはしていた
けどシルク達は脅され、そいつをいじめていた
その後その子は髪を染め
復讐、という形でかえってきた
澄空
澄空
シルク
シルク
シルク
...澄空
澄空
澄空
どうかしたか?
茉莉
ねぇ、そいつと関わらない方がいいよ
そいつさぁ、よく裏切るから
裏切る
その言葉を聞いた瞬間
何かに呆れた
お前が言う言葉じゃない
男子
そうだよ、やめときや
澄空
澄空
へー、ご忠告ありがとう
教室に入る
茉莉
どういたしまして〜
澄空
澄空
でもねぇ、あんたが言う言葉じゃない
茉莉
はぁ?
澄空
澄空
忘れてるよね、私の事なんて
茉莉
誰?
澄空
澄空
澄空よ
あんたがいじめてた
茉莉
え?
その瞬間、そいつはかたまった
澄空
澄空
あんたさぁ、復讐はいいけど忘れてない?
あんたの方が、復讐されるってこと
あまり、ずにのるな
茉莉
ヒッ
私が出した、復讐心に怯えた
男子
お前...!
足が出そうになり
顔の近くでとめた
澄空
澄空
危なー
もうちょっとで当たるところだった
ぼそぼそ、声が聞こえる
女子
ねぇ、隣町のヤンキーだよね...
男子
ヤバくない?
澄空
澄空
へー、ヤンキーなんだ
でも、それにしては行動遅かったね
男子
ッ...
茉莉
なんで...こんなにも
澄空
澄空
あ、感謝しなくちゃ
この力
あんたを復讐する為に頑張ったんだから
ありがとね



ハッたりだ、たしかに復讐をしようとした
でも、そんなのしなくてもいいと思ったから
しなかったのだ



❥❥❥❥❥❥❥❥❥❥❥❥❥❥❥❥❥現在❥❥❥❥❥❥❥❥❥❥❥❥❥❥❥❥❥❥
シルク
シルク
そういえば
あの時、助けてくれて
澄空
澄空
別に、あいつから『裏切り』っていう
言葉を聞きたくなかっただけだよ
シルク
シルク
そうか...

























ごめんね、シルク、みんな
私はまだ心のどこかで『消えたい』
って願ってるんだ

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