澄空Side
翌日になり
私が着いたのは、集合時間の十五分前だった
シルクは、壁に寄りかかり待っている
私はシルクに近づき
そこは最近出来た、猫をテーマにしたテーマパークだった
テーマパークに着くとすぐに
Milkyとは、この地域発案の電子マネーである
登録し終わり
シルクといるといつも楽しい
段々高くなる
シルクは優しい、だからあまえちゃう
掴んだその手は大きくて、勇気をくれる
物凄い速さで動く
怖いはずなのに楽しい
終わると
イルミネーションの場所に着くと
歩いている道をきらびやかに輝いている
シルクがとなりにいると考えただけで
ドキドキしている
---------- 高校一年の春 ----------
よく、放課の時に話していた
私はよく窓側に行って桜を見ている
嬉しかったと同時にドキドキした
---------- 現在 ----------
けど、私にとって大切な想い出、憶えてますか?
憶えているなら嬉しいよ
作者コメント
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。