思わず まぬけ な 声 が 出る 。
そりゃ そうだよね 。
円満 に 別れた のに 。 (( そういう 問題 じゃない
おっぱ の 顔 は いつも 真剣 な とき に 見せる 表情 。
短い 返事 を して 頷く のが 今 の 私 には 精一杯 。
状況 の 把握 に 頭 が 追いつかないから 。
まさか おっぱ が 私 の こと 。
そして さっき の 真剣 な 表情 が 嘘 の ように
笑顔 へ 変わった 。
レジ の 前 まで 行き 、 会計 を する 。
言葉 を 言い終える 前 に おっぱ は 会計 を 済ませてしまい 、
私 と おっぱ は 店 を 出る 。
大きな 手 で 私 の 頭 を 撫でる 。
おっぱ と 反対方向 に 歩き出す 。
ちょうど 欲しいもの が 近く の 店 に あるから
今 から それ を 買い に 行くつもり 。
今日 の こと で 頭 が いっぱい に なりながらも
目的地 へ 歩いていると 、
目 の 前 に すごい 勢い で バイク が 止まりました 。
next.
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!