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第2話

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43
2021/06/05 05:09
さくしゃ
さくしゃ
僕ね、今までで言われて1番悲しかったことはね「もうお前の母親やめる」って言われたこと。
さくしゃ
さくしゃ
小学4年生の頃。
さくしゃ
さくしゃ
嘔吐恐怖症って言うのがあってね。
さくしゃ
さくしゃ
ほんとにだめなの。
さくしゃ
さくしゃ
それで、その年ずっと体調悪い子がいてよくクラスで吐いてたの。
さくしゃ
さくしゃ
それで、泣いて逃げてたら
さくしゃ
さくしゃ
クラスメイトのひとりが僕に
さくしゃ
さくしゃ
「さすがに○○が可哀想だよ。」
さくしゃ
さくしゃ
って言ってきてね。
さくしゃ
さくしゃ
僕のことなんにも考えてないよね
さくしゃ
さくしゃ
確かにあの子も辛いかもしれないけど僕も辛いの
さくしゃ
さくしゃ
その後不登校になって
さくしゃ
さくしゃ
保健室登校になって
さくしゃ
さくしゃ
保健室でも
さくしゃ
さくしゃ
「ましろちゃんがそんな反応するから○○くんもずっとこうなんじゃない?
我慢してあげなよ」
さくしゃ
さくしゃ
っていわれた。
さくしゃ
さくしゃ
お母様にね、
さくしゃ
さくしゃ
学校から電話が毎日いくの。
さくしゃ
さくしゃ
「もっと寄り添ってあげてください」
さくしゃ
さくしゃ
「もっと理解してあげてください」
さくしゃ
さくしゃ
ずっとそんなこと言われたって僕に言ってきた。
さくしゃ
さくしゃ
「私も辛いの!」
さくしゃ
さくしゃ
なんていってきて。
さくしゃ
さくしゃ
「もう母親やめる」
さくしゃ
さくしゃ
って言ってきた
さくしゃ
さくしゃ
その時僕ね、結構やばくて
さくしゃ
さくしゃ
怖かった
さくしゃ
さくしゃ
気がする
さくしゃ
さくしゃ
小学4年生の僕は母親が全てで
さくしゃ
さくしゃ
いなくなったらいけない存在だった。
さくしゃ
さくしゃ
僕のせいで苦しめてる
さくしゃ
さくしゃ
僕のせいでみんなに迷惑かけてるって
さくしゃ
さくしゃ
自覚はしてた。
さくしゃ
さくしゃ
でもそれがいけなかった
さくしゃ
さくしゃ
学校にいない時の僕は結構明るかった。
さくしゃ
さくしゃ
カウンセリングにも通った。
さくしゃ
さくしゃ
これも迷惑だった。
さくしゃ
さくしゃ
お母様に迷惑かけて
さくしゃ
さくしゃ
「あんたなんか居なければ良かった」
さくしゃ
さくしゃ
そんなこと思わせちゃって
さくしゃ
さくしゃ
本当に謝りたい
さくしゃ
さくしゃ
今は仲良いから安心して。
さくしゃ
さくしゃ
でもトラウマだからお母様が信じられないんだよね

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