嵐が過ぎ去った後の静けさ
戦争が終わった後に見る、景色の惨さ
目の前にして見た訳じゃない
全部、今私の心の中で起きている
必死だった少し前までがアホらしい
何してたんだろ、私
いつかは消えてしまうと分かっていたのに
そんなの今までにも痛いほど経験があるのに
また同じことを繰り返す
バカだな
人間なんて、そんなものか
焦らなくても隣にいたのに、いつの日かその
日が来るかもしれないと言う確証の無い不安
を抱いて
いつだって笑っていてくれたのに、仮面なん
じゃないかなんておかしな疑いをかけて
ダメなのは、きっと私の方だ
信じるって何なの
ずっと一緒だよ。なんて
私はあなたに騙されたの?
恋なんて、100%にはならない
スマホの充電みたいに、
誰か私を、満たしてよ
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。