そんな会話をしていると、悠仁クンがバチッと自分の頬を叩いて宿儺を引っ込ませた。
そう言って宿儺は悠仁クンの手の甲でニィと笑った。
悠仁クンはまたペシッと叩いて宿儺を引っ込ませる。
兄さんは両面宿儺の話をし始めた。
兄さんと僕の声が揃う。
今度は話の焦点が僕に当たった。
混乱を防ぐためか、百鬼姫は黙っていてくれた。
いや、無理矢理封印してるのもあると思うけど。
そこに着くと、僕はあまりの光景に驚いてしまった。
おじ様の周りに可愛いぬいぐるみらしきものが沢山並んでいて…いや、どっちかっていうとおじ様の周りを可愛いぬいぐるみ達が囲んでいた。
多分作ったんだろーな…すごいです…()
そんな事を思っていると、兄さんが僕を後ろから抱きしめてきた。高専ではやらないでって散々言ったのに…!!
すると、そっちもだ、と学長サンが顎でクイッと悠仁クンを指した。
重い腰をあげ、学長は立ちあがり言う。
そして遺言だとかなんとかと悠仁クンが言っていたが、不合格を言い渡されてしまった。そして…
☆-あなたの見たモノとは…!?
次回!キャシィとあなた!!
デュ〇ルスタンバイ☆
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!