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第6話

osmn
おはようございます、父さん
おはようございます
俺と母さんは父さんに挨拶をした。
…おはよう
俺と同じ糸目をした父さんは、俺と母さんの顔を順番に見て、置いてある箸に手をつけた。それから煮物料理に箸を運ぶ。俺と母さんはただ次の合図を待つだけ。
…うむ…
そう言って、父さんは別の料理に箸をつけはじめた。
いただきます
osmn
…いただきます
父さんよりも先に箸に手をつけてはいけない。先にご飯を食べてはいけない。
我が家では父さんの言葉が絶対だった。右を向けと言われれば右を向き、黒を白だと言われれば白だと言う。
そして、女になれと言われればそうするしかない。感情などない。全てを押し殺し、この家の全てを受け入れるしかないのだ
。母さんの腕にある痣をちらと見ながら、俺は煮物料理に手をつけた。

***
モブ
オスマンちゃん、ちょっといい?
昨日と同じようにあなたと食堂へ来た。彼女は食券を買いに、俺はそんな彼女をテーブルについて待っていた。すると、声をかけてきたのは昨日と同じ男子達。
osmn
…何?
モブ
ここで食べてもいいかな?俺達
指さしたのは隣のテーブル。彼らと俺達の間には人が一人通れそうなくらいの隙間はあり、くっつければ四人掛けにはなれそうだが、ただ隣で食べるだけだったら言わなくてもいいだろう。
osmn
勝手にしたらええやん
男達はひそひとと何かを話していて、恐らく「オスマンって結構感じ悪いな」とか言うてるんやろう。でも、こいつらに気に入られようなんては毛頭思っていない。
視線の先にいる彼女、あなたのことが気になってしょうがなかった。まただ。また、ゾムとかいう男子と話してる。
昨日もそうだった。日替わり定食がどうのこうの言うて、うどん定食から日替わりに変えてた。トレーに日替わり定食のメニューを乗せ、もう帰ってくればいいのにゾムと話し込んでいる。数分話した後、彼女はほくほくとした顔で戻ってきた。
あなた

ごめんごめん。ゾムのクラスはね、香水作って売るんだってさ。石鹸工房のクラスと被んねんけどーって愚痴ってた

osmn
そっか
モブ
ねえねえ、そっちのクラスは何の出し物するのー?
それは隣のテーブルに座っている、さっきの男子達の声だった。
あなた

こっちはね、喫茶店だよ。意外といなかったんだよね、喫茶店やるクラスって

モブ
俺達はお化け屋敷するからさ、よかったら来てよ