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第19話

モブ
え、じゃあ私一位じゃん!ラッキー!
声を弾ませる六組の女子
osmn
うわ、マジかー…あかんわー…
モブ
なんでよ!うちら六組が一位だったんだからいいじゃん!むしろ、オスマンありがとう
満足そうな女子に比べ、本当に落胆した顔のオスマン。
あなた

ご、ごめんね!せっかく走ってくれたのに、一位取れなくて、

息を切らせながらやっとの思いでオスマンに謝罪をする。
osmn
いや…ごめん。私も悪かったわ…腕強く握り過ぎたな」
痣にはなってないが、オスマンの握った手の痕が手首に残っている。
あなた

いやいや、いい思い出だよっ。っん、ちょっと…マジで息切れてる

osmn
大丈夫?ごめんな、無理させすぎた
あなた

ほんとっ、大丈夫…深呼吸するっ、

ゆっくりと呼吸を繰り返せば、落ち着いてきた。オスマンはリレーの準備があると言って、その場を離れる。彼女の後姿を見送り、私は観戦席へと戻った。

***
最後の種目で、一発逆転もありなクラス対抗リレーはとんでもない程の盛り上がりを見せた。最下位でバトンを受け取ったゾムが一気に四人抜きを果たしたり、オスマンの驚異的なスピードだったり。楽しかった体育祭も終わり、私達は椅子を持って教室へ戻った。
あなた

オスマン!お疲れ!

水飲み場で水を飲もうとしていたオスマンに声をかける。私はただ手を洗うために来た。
osmn
んー、お疲れー
長い髪を横に流し、水を飲みづらそうにしている。
あなた

ヘアゴム貸そうか?

手首に巻いていたゴムをオスマンに渡せば、「ありがとう」と言って髪を一本に結び、軽く下の方でお団子を結った。サイドの髪はまとめられなかったようで、耳にかける彼女。手を洗いつつ、彼女の様子を観察した。
あなた

っ…、…

伏し目がちに水を飲むオスマン。他の女の子よりも骨ばっているので、喉ぼとけが出ているようにも見える。水を飲むたびに上下する小さなしこりと、彼女の首元を濡らす水、薄く開いた瞳が妙に色っぽかった。
osmn
ん…?なに?
口についた水を拭う仕草も。同じ女性とは思えない程綺麗で、心臓がドクンと音を立てた。
あなた

ん?あ、いや…オスマン速かったなーと思って

osmn
当たり前やろ。速いからリレーの選手に選ばれたんですー。はい、ゴムありがとう
そのゴムを再び手首に巻き付ける。
あなた

教室戻ろうか

osmn
せやな。…あ、せや。あなた、準優勝おめでとう
オスマンが笑う
あなた

はあ…そっちこそ、総合優勝おめでとうございました!

osmn
ありがとう。おかげさまでな