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第11話

ホテルに泊まる際、部屋は一部屋に二人泊まることができる。先生達も部屋割をするのは面倒らしく、生徒が希望を出せばそれはすんなり通る。

例えば私だったらオスマンと一緒に申し込みを完了させたら、オスマンと同じ部屋。さすがに男女で申し込みがあった場合は分かるようだが、そんなことはほとんどない。女子と女子、男子と男子が同じ部屋になるのだ。
「オスマンは本当に行くつもりない?」

***

勉強合宿程きっちりかっちりしたものではないが、オスマンが私の家に泊まりに来たことが一度だけある。高校受験を控えたある土日のこと。
私がオスマンに「もしよければ泊まっていかない?」と提案した。最初は戸惑っていたが彼女だったが、私の粘りに負けたのか最後は「ええよ」と笑ってくれた。
あなた

三角形の証明とか、本当にさー…これ、意味あんのかな?ぱっと見たらだいたい一緒じゃダメ?

osmn
そんなんで点数もらえたら苦労せんけどな
割と真面目に返してきたオスマンに、「そんな意地悪なこと言わないでよね」と口を尖らせる。ふと時計を見れば、時間は既に翌日となっていた。

「そろそろ寝ようか」とオスマンに言えば、「せやな」と伸びをする。今まで座布団の上に座りながら勉強をしていたから、身体がバキバキだ。
osmn
私、ほんまにあなたのベッド使ってええの…?床で寝るで?
床に敷かれた敷布団を指さすオスマン。
あなた

いいってば。オスマンがゲストなんだから、ベッド使って。一応、昨日シーツとかも洗濯したから綺麗だよ

もしかしたら潔癖症とか?私が床で寝ることを言ったら、「絶対嫌や!」とごねていた。

「今日はオスマンがお客さんだから」と言えば、最終的には彼女が折れた。
オスマンがおずおずとベッドに入り、肩ぐらいまで布団をかける。それから、床で寝る私に背を向けた。
あなた

消すよー

一言声をかけ、電気を消した。
消した瞬間は真っ暗になったが、外から漏れてくる明かりで徐々に暗闇に目が慣れる。

ゆっくりと床に敷いた布団にもぐった。
あなた

オスマン…起きてる?

osmn
…起きとるよ
あなた

…勉強じゃない話してもいい?

osmn
ん?なに?
布団が擦れる音と、オスマンの声が先程よりも大きく聞こえてきた。きっとこちらに振り返ったんだと思う。
あなた

あのね…ずっと話してた野球部の子…いたじゃん…覚えてる?

osmn
あー、おったな。どうしたん?
あなた

…三組のよっちゃんと付き合ったって…