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第2話

あなた
肩を叩かれ、思わずぴくんとなった。
あなた

びっくりした…

私の驚きようを見てクスクスと笑うのはオスマン。手を口に当て、上品に笑う。大和撫子という言葉は、まさしく彼女のためにあるようなものだと思った。そんなオスマンと久しぶりに会ったのは校門前。
さて、なんで私がそんな話を思い出したかというと、とうとう私も高校三年生になった。クラス替えで、なんと幼馴染と同じクラスになったのだ。一緒に登校しているわけでもないので、彼女と話すのは久しぶり。
osmn
同じクラス、よろしくな
背の高い彼女は、クラスどころか校内の女子の中ではぶっちぎりで目立つ。それに加えてこの整った目鼻立ち、亜麻色の綺麗な髪。
あなた

発育は私の方が勝ったな…

osmn
…ごめん、なんの話?
あなた

ん?ほら、私がオスマンに唯一勝てる部分

ふんふんと胸を張れば、「ほんま、下品やで?」と目を逸らされた。そうだった、彼女はこういう話が苦手なお嬢様なんだった。
あなた

ごめんごめん。そうだ、今日一緒にお昼食べようよ

osmn
ええよ。どこで食べる?私、お弁当持ってきたけど
あなた

あ、そうなんだ。私持ってきたけど、お弁当は放課後までとっておきたい

osmn
…今はまだええけど、夏になったらお弁当の中身痛むで?
私とオスマンの間を桜の花びらが抜けていく。
あなた

じゃあ、今だけの贅沢ということで。だって、部活前ってすっごいお腹空くんだもん

成長期故、出されたものは出された分だけ食べてしまう。
osmn
でも、あなたって文化部やろ?吹奏楽部やったらそんなお腹空かないんちゃう?
あなた

空きますー。だってさ、文化部の中の運動部とかいう異名もあるくらいだよ?一回吹いたら食べたいくらいお腹空いちゃう

osmn
凄い頻度やな…
そうこうしているうちに、昇降口へ到着した。一番下の下駄箱から自身のサンダルを出し、ローファーをそのまま下駄箱につっこんだ。オスマンの下駄箱は一番上。余裕で出し入れをするオスマンに、「背が高いっていいよね」と言ってみたが、ただ微笑みを返された。
あなた

そういえばさ、オスマンの作品見たよ。書道のやつ

osmn
ありがとう。やっと金賞取れたわー
あなた

おめでとう!あまりそういうのは詳しくないけど、一番良かったと思う

osmn
あなたにそう言ってもらえたら嬉しいわー。もっと頑張るな