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第41話

あなた

っ、

パシンと乾いた音が教室に響く。
あなた

ご、めん…ごめん…

ゾムは助けを求めるような顔で俺を見た。
osmn
…どうしたん?
彼女の背中に触れながら、椅子に座るよう促した。教室に残ってる奴らは、こちらに興味ありげな表情で見てくるが、深く入ろうとまではしてこない。ゾムは隣の席の椅子を借りて座り、自分は彼女の前の席にある椅子に座る。
osmn
後夜祭、行かんの?
すると、彼女はふるふると頭を振る。その動きに合わせて、細い髪がはらはらと揺れた。
osmn
行きたいん?
今度は止まったまま。さて、どうしたもんか。
あなた

…わ、られた、…か、…だ…

osmn
…なんて?
くぐもった声は聞き取りづらい。
osmn
もう一回ええ?
顔を上げたあなた。その表情を見て、「なんで」と言うゾム。それもそうだ。あなたは目を赤くして、泣いていたのだから。
あなた

ぞ、ムには言いたくない…

そんな顔してこっち見んなや。ゾムは「どういうこと?」とでも言いたそうな顔をしていた。彼に目くばせし、とりあえず席を外すように言う。椅子から立ち上がり、教室の外に出たゾム。それを見届けてから、もう一度「どうしたん?」と聞いてみた。
キレるってこういうことなんやな。泣いている理由を聞いて、体中の血液が沸騰する感覚を覚えた。特に、こめかみのあたりと、後頭部、そして手のあたり。それから、この怒りを収めるためには、その原因を作った奴らに何かしらの制裁を加えなあかん。

きっと、本当の女やったらこんな感覚にはならんやろうな。

原因を作ったあいつらを探して、俺は教室を出た。