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第10話

osmn
…そういうの、まだ興味ないから分からんわ
するとあなたは、屈託のない笑顔で「そっか」と笑った。
あなた

きっと、そのうちできるよ。恋愛なんて、好きになろうとしてなるもんじゃないし。聞いた?三組のよっちゃん、今の彼氏って好きでもないのに、ただ顔がいいから付き合ってるんだってさ。それって…、

コップとストローをゴミ箱に捨て、店を出て商店街を抜けるまでずっとよっちゃんの話だった。でもごめんな、全然興味が湧かんねん。俺の興味はもっぱら、彼女が話す度に動くぷっくりとした唇や、ちょっと丸みを帯びた鼻、揺れる睫毛、白い首筋、そこから流れる真珠のような汗、それくらいだった。結局その他に何の話をしたのか覚えていないが、無事に家まで着いた。
あなた

それじゃあ、また明日ね。帰れたら一緒に帰ろう

彼女は朝練をしているから、一緒に行こうとは言わない。玄関に入ろうとするあなたに
「待って」と伝える。
osmn
あなた、大会頑張ってな
ぎこちなくないだろうか。なるべく柔らかくなるよう、彼女に笑いかける。
「ありがとう!頑張るね」
手を振ってあなたは家の中に入った。
あの時のように、さっきの男子に向けたような表情は俺には見せてくれなかった。瞳を潤ませ、赤面させたあの顔。きっと一生向けてはくれないんだろう。

*side あなた*
あなた

おはよー

osmn
…おはよ
あなた

進学希望の紙出した?私まだだよー…行くとこ決まってるのに、出すとなると緊張しない?

教室に入り、近くの席に座る友人達に挨拶をする。それから席でスマホをいじっていたオスマンの方へ向かった。
osmn
私はもう出したで。あなたもはよ出さんとな
あなた

分かってるけどさー…見て?一応書いたよ

第一志望の大学には国立大学を、第二志望には私立大の名前。第三希望は適当な私立大の名前を書いた。
osmn
頑張ろうな、入れるように
あなた

うん。よろしくね。ってことで、オスマンは行く?勉強合宿

学園祭が終わったちょっと後、希望する生徒は勉強合宿に参加できる。近くのホテルを借りて、予備校の先生が国語、数学、英語を教えてくれるのだ。
何を教えるのかと言うと、試験問題の解き方などが主だ。基礎は既に出来ているので、あとはどう効率良く解けるかどうか。それを教えてくれるそうだ。
osmn
まだ考え中やな
あなた

私は行こうかなと思ってるんだけど、オスマン行かないのかー…部屋割どうしよう