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第32話

あなた

…なに?

すっと視線を逸らしたあなた。ここまでお膳立てしてたら分かるよな、そりゃ。彼女も何かを感じ取ったようだ。
zm
…好き…です…
今日の日替わりって何?そっちの文化祭の調子はどう?今まで俺達が会話してきた中で、どんなものよりも単純で、簡単な言葉のはずなのに、口に出そうとするとどんな言葉よりも重い。
あなた

あ、うん…

それはどういう意味なん?
zm
…急にごめんな
あなた

いや?うん。…でも、ごめん。今はちょっと…受験とか、そういうの…ある、から…

言葉を区切りながら、一生懸命次の言葉を紡ぐあなた。
zm
そっか…せやな…
あなた

あのね、ゾムが嫌いなわけじゃないの。それだけは…あれかな…分かってほしいかな…

zm
あ、おう。うん…
振られた…わけではない…?好きだけど、付き合うのは無理ってこと?それって振られたんかな?
あなた

じゃあ、ここで。…またね

告白して、心は晴れない。やっぱりもっと時間を置いた方がよかったのかもしれんな。

*side os*
あなた

ってわけです…はい…

俺はこの十分間、ファストフードの店内で何を聞かされていたのだろう。
Mサイズのアイスティーに入っている氷をシャコシャコとかき回しながら、あなたの話に耳を傾けていた。昨日ゾムに告白されたらしい。昇降口から家に入るまで、事細かに聞かされた。
あなた

どうしよう…

osmn
返事は?
俺が聞きたいのはそこ。
あなた

してないよ。いや、したか…

osmn
なんて?
今の反応速度は早すぎたかもしれない。
あなた

なんてって…付き合うとか、そういうのは…考えてないけど、嫌いじゃないよって

osmn
…振ったってこと?
自分の中で噛み砕いて理解してみた。つまり、付き合うとかは無理。でも、嫌いじゃない…ってことは好き、やから…両想いってことなん?
あなた

そうじゃないけど、

osmn
そもそも、ゾムのことは好きなん?
あなた

き、嫌いでは…ないけど、

osmn
好き?
あなた

うーん…

osmn
愛してる?
畳みかけるように質問をする。
あなた

いや、それは、

osmn
男として、どうなん?
あなた

お、男としてって、

osmn
男として、ゾムのことどう思っとんの?
あなた

そりゃ、友達だと、

osmn
ゾムがいきなり手つないできたらどうする?
あなた

手?手は、

osmn
俺と手つなぐのと、どっちの方がドキドキする?
彼女の手に自分の手を乗せる。