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第14話

あなた

つれないなー、オスマンは

そんなことを言いながら教師用玄関から中に入り、まず事務室へと向かった。
あなた

すみません、

高校の名前を言って、自分の名前を名乗るあなた。このポスターを貼ってほしいんですけど、誰に言えばいいですか?あなたが尋ねると、事務室のおばちゃんは生徒会長を呼んでくれた。
はいはい、どうもー。どうかした?
茶髪に染めた髪は、根本が黒くなっている。俺はそれだけで、目の前の男を身だしなみばかり気にする、中身のない男だと捉えた。
あなた

あの、今度うちの高校で学園祭があるので、よければこのポスター貼ってもらえませんか?

あー、いいっすよ
簡単に了承してくれた。事務室から出ると、生徒数名が俺達を見てこそこそと話しをしていた。
モブ
やっぱ、あそこの高校って顔のレベルも高いな
モブ
背でかっ!うけるわ
モブ
あっちの子は胸でかくね?ああいうのとやりてーわ
くそみたいな会話だ。横にいるあなたの顔を見れば、気にしている素振りはなかった。聞こえていないのか、聞こえていてあえてそういう態度を取っているのか。
でも、俺は見逃さなかった。いつもピンと背筋を伸ばしている彼女が、猫背になったことを。
あなた

ねえ、オスマン。なんか喉乾いたね。飲み物勝ってから帰ろうよ

osmn
ええよ。でも、部活遅れるんちゃう?
あなた

いいよいいよ。今日くらい遅れたって、バチなんか当たんないって

太陽よりも眩しいあなたの笑顔。あなたの言う通りやな、バチなんて当たりそうもないわ。






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zm
なあ、ちょっとええ?
図書室で赤本を探していると、声をかけてきたのはあなたの友人のゾム。俺はキョロキョロとあなたを探したが、「いや、お前に用があんねん」と小さな声で呟く。
osmn
…あ、私?あなたならあっちにおるで
赤本のコーナーから少し離れた参考書のコーナーにあなたはいた。そっちを指さしたが、ゾムは「せやから、お前に用があんの」と先程よりも少しだけ大きな声で言う。
手招きされ廊下に出て、階段の踊り場へやってきた。
zm
お前、近くで見るとめっちゃでかいな
osmn
…用ってそれだけなん?
ゾムは「すまんすまん」と笑って謝る。なんやねん。さっさとせえや。こっちはあなた置いてきとんねん。
zm
あー…あのな、あなたおるやろ?
嫌な予感がした。キョロキョロと落ち着きのない目、恥ずかしさからか首に手をやる仕草。
osmn
…あなたがどうかしたん
zm
あいつさ…つ、付き合ってる奴とかおるんかな