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第38話

ほんのりと赤くなった頬に、やっぱり彼女は他の女性と違った魅力があると改めて思った。体育祭の時の色っぽく水道水を飲む姿も然り、やっぱりオスマンはなんだか惹かれるものがある。
「あ、もうすぐ終わりじゃん、休憩。あのさ、最後にお化け屋敷行かない?」

*side os*

彼女の言う通り、隣のクラスが運営しているお化け屋敷にやってきた。まあまあの列が形成されており、えらく繁盛しているようだ。待っている間にお金を払えば、細い紙を渡される。
あなた

なんですか?これ

あゆが尋ねた。
モブ
二人で手を繋いで、この紙を繋いだ手のところに巻き付けてください。ゴールした時、これが破れてなければ景品がもらえますよ
あなた

オスマン、びびって手離さないでよ

osmn
あなたこそ
ふふんと得意気に胸を張るあなたに、俺がどれだけ手を繋ぐことに緊張しとるか分からんやろうな。

あと数人で自分たちの番が来る。その時、ふと出口を見るといつかの男子生徒がいた。あちらもこっちを見ていて、というよりは俺の隣にいるあなたを見て、何やら喋っているようだった。
あなた

あ、あの人たち、学食でオスマンのことナンパしてた人じゃない?

実際はあなたのことしつこく聞かれただけやけど。奴らは出口からお化け屋敷の会場である教室の中に入っていく。
osmn
さあ。知らん
いよいよ自分たちの番が来た。自分の右手と、彼女の左手が絡み合う。その手首をぐるっと紙が巻かれ、教室の扉が開かれる。
モブ
では、幸運を
花子さんの衣装を着た女はそう言って、扉を閉めた。
あなた

…真っ暗…だね…

後ろでは、廊下のがやがやとした声が聞こえるので、やはり本物のお化け屋敷と比べれば怖くはない。ただ、目の前が真っ暗だった。
あなた

こ、このロープを辿っていけばいいのかな

osmn
せやな
俺とあなたを一本のビニール紐が分断していた。その紐を触りながら、ゴールまで進むのだ。ピンと張られたその紐は、最初は自分の腰のあたりの高さだったが、徐々に下へと高さを落としていく。

四つん這いになり、トンネルのようなところをくぐった。その間も手は繋がれたまま。
角度的に自分の手が下になるのだが、体重をかけすぎないようにとあなたが気を使っているのが分かる。紐は徐々に上へと伸びていき、それに伴い自分たちも立ち上がる。