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第33話

あなた

っ、

その手は素早く彼女自身の方に引き寄せられる。俺は拒まれた。
あなた

オスマン、今…俺って…

osmn
臨場感あったやろ?他の男と手つなぐのと、ゾムと手つなぐのどっちがドキドキする?って聞きたかってん
無意識だった。どんだけ切羽詰まっとんねん。
あなた

…分かんない。だって、他の人と手なんてつないだことないもん

へー、そうなんや。それは初耳。
あなた

オスマンと手を繋ぐのは平気だよ

そう言って彼女は、俺の人差し指をきゅうきゅうと握る。指先から伝わる熱に、心臓がぎゅうぎゅうと締め付けられた。
あなた

でも…ゾムは…分かんない…

離れていく熱。それをあえて追いかけようとはしなかった。
あなた

オスマンの質問多すぎて、なんか自分でも分かんなくなっちゃったよ

osmn
あなたの話聞くのが今日の議題やろ?
あなた

議題って…そんなかしこまった言い方しなくったっていいじゃない

ぷくっと頬を膨らませ、ストローを口に入れて飲み物を二口程度飲んだ彼女。
osmn
そこまでせんと、あなたはなかなか本題に入らんやろ?せやから、いっぱい質問してんの
あなた

女の子はね?解決策なんて求めてなくて、ただ聞いてほしいだけなの

そんなん知らん。はよ解決すればいいのに。聞いてほしいだけ?俺がずっとこの甘ったるいあなたと他の奴の惚気話を聞かんとあかんの?
あなた

オスマンはさ、好きな人いないの?

osmn
おるよ
あなた

え!?マジで!?

店内に響くあなたの声。口に人差し指をあてて、「静かにして」と注意をする。
あなた

えー…誰?いや、待って…なんか聞きたいような、聞きたくないような…

おう、めっちゃええ勘しとるな。せやな、聞かん方がええと思うで。
あなた

ちなみに誰?

osmn
教えません
あなた

えー…じゃあ、私の知ってる人?

osmn
せやな
よーく知っとる人やな。
あなた

告白しようとか、そういうの考えてる?

osmn
…ぼちぼち
「そっかそっか」と顔をほくほくさせるあなた。
あなた

応援するよ!

osmn
ほんまに?
あなた

うん。付き合えるといいね

屈託のない笑顔を見せた。
osmn
…せやな
はたして、そんなことを言える日なんて来るのだろうか。ただの告白じゃない。自分の性別を偽っていたことまでセットで、彼女に伝えなくてはいけないのだ。

***
あなた

オスマン!次、オスマンの番!

女子トイレから出て教室に戻ると、あなたが俺のことを呼んでいた。
あなた

え、イケメン…