side:佐藤
「 デビューした 」
画面越しにそう聞こえて私は膝から崩れ落ちた 。
すっごい目頭が熱くなって周りにみんなが
いるのにも関わらずボロボロと雫が溢れ出た 。
西畑「 っえ 、どないしたん 、?!?!」
大西「 あなたちゃん??どした?」
高橋「 あなた?????」
道枝「 え?」
長尾「 どうしたんですか?!」
大橋「 んむっ?!?!(パン食べてた) 」
藤原「 どうした?」
『 … って 、』
西畑「 … んと 、もう一回言って?」
『 … っとーま 、デビューするってっ 、泣 』
「「 ! 」」
電話の相手は紛れもなく私の元シンメで 、
ついにスタイリストとしてデビューするらしい 。
ほんっまいきなりは心臓に悪いねんけど … !
金内《 ここまで頑張れたのはあなたの
お陰も1割あるから連絡せなって思って 》
『 はぁっ 、?1割だけなん?泣 』
金内《 ははっ 、だいぶある 笑 》
西畑「 え 、ほんまに 、?!ほんまに
スタイリストデビューするん 、?!?!」
『 ちょ 、うるさい!!!泣 』
西畑「 すいませんっ!」
金内《 なに大吾?笑 》
『 今全ツの練習やってん 、
やのにいきなり電話してくるから、!!!』
金内《 ごめんって 、スピーカーして 》
『 ん 、(スピーカーにする) 』
金内《 やっほー 》
西畑「 柊真!」
大西「 柊真くん!!!!」
高橋「 久しぶりっす!!!」
道枝「 柊真くんの声めっちゃ
久しぶりに聞いた、、!!!!」
長尾「 うわぁー!なんかエモ!!」
大橋「 柊真久しぶりやー!!!」
藤原「 元気にしとんかー?」
金内《 そんないきなり喋られても困るわ 笑 》
『 … 柊真 、』
金内《 ん?》
『 私も 、この7人とデビューするから 』
金内《 … そっか 。頑張れよ 笑 》
みんなの顔を見るとすごく嬉しそうな顔 。
私 、この7人がほんまに好きやと思う 。
ほんまに柊真デビューおめでとう!!!
また美容室行くから待っててな 笑
.
これまたいつのやねんって感じ 。
つか運営さん本当に何してるの???
仕事して???は?ひふへほ????( )
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。