第402話

仲間のままで
8,579
2020/02/08 13:59







side:藤原












『んで?』



佐藤「へへ、来ちゃった♡」



『、、、』



佐藤「仕事帰りやもん」



『こんな夜に?1人で?大吾は?』



佐藤「1人やったの!11時終わりやったから
帰るのめんどくなって途中で降りた」



『アホちゃう?芳川さんに
迎えに来て貰えば良かったやん』



佐藤「あいつインフルやで」



『…言われれば駅まで迎えに行ったっつーの』



佐藤「んえー、やって駅まで迎えに来ると
その間藤原が誰かに会ってまうかもやん?」



『…は?』



佐藤「24歳になった藤原が一番
最初に会うのは私がええなーって思って」

























































誕生日おめでとーう、なんて言いながら


ベットに雪崩れ込むあなたを横目に俺は


でっかい溜息をついた。ほんま無防備すぎ。







































佐藤「え、どしたん?24歳早々不幸かよ」



『お前がアホすぎて呆れてんねん』



佐藤「うふふ、どうも」



『褒めてへんから』



佐藤「てかこのクッションきもちー、ちょーだい」



『嫌やわ。逆に誕プレは』



佐藤「ない」



『ふざけんな。
しかも彼氏持ちが男のベットに乗るなアホ』



佐藤「今江ちゃんにも同じこと言われたー」



『は?お前今江の家にも行ったん?』



佐藤「ん?うん。この前」



『いつ?』



佐藤「え?やからこの前やって」



『いやだから、いつ頃』



佐藤「えーーーー京セラの数日後ぐらい」



『なんで?』



佐藤「今江ちゃんに遊ぼーって言われて」



『何したん』



佐藤「一緒にシャンシャンした」



『………あー』



佐藤「楽しいで。藤原もやる?」



『遠慮しとく。てか、その…、な、』



佐藤「?なんもされてないで?笑」



『あぁ、そう…。ってちゃうやん。今江も
ああ見えて男やで?お前ガード緩すぎんねん』



佐藤「それ言うたら藤原も男ちゃうん?笑」



『いや、せやから言うてんねんて!笑』



佐藤「大丈夫大丈夫!(笑) だって藤原も
今江ちゃんもそんなことせんやろ?」



『…』



佐藤「え?溜まってるん?」



『ちゃうわボケ!!』



佐藤「はははっwwwwww
知ってる(笑) 信じてるからリラックス出来るもん」











































ほんまに、あなたはずるいねん。


俺が手出せないってことこいつにはお見通しや。


流石に仲間の彼女寝取るほど酷ないからな俺。


あーあ、あなたよりも可愛くて性格良くて


ダンス完璧でスペックが良い女現れへんかな。


そしたらあなたとも仲間のままでいられるのに。


まあ24歳も拗らせますおめでとう俺、、、。









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