side:佐藤
高橋「 思ったんやけどさ 、
あなたの入所秘話ってなん?」
『 ほえ 、なんやいきなり 』
どうもどうも佐藤でっす 。
少し休憩してた時 、なんか
いきなり恭平が変なこと聞いてきた 。
長尾「 それ僕も知りたいです!」
藤原「 地味に俺も知らんかも 」
大西「 確かに聞いたことないねんな 」
道枝「 なんでなんですか?」
西畑「 俺知ってるで (ドヤァ) 」←
大橋「 顔うざいっwwwww 」
『 みんなしてそんな知りたいん?』
全員「「 知りたい 」」
『 えー 、、、つか入所秘話ってなんやねん 』
西畑「 どうやって入所したのかとかー 、
いわゆるここまでの経路の事やで 」
『 あーなるへそなるへそ 、確かー 、』
入所したのは5歳の頃やった 。
5歳になる誕生日の前々日ぐらいに 、
おかんに連れられて 、初めて " コンサート "
っていうものに行った 。そこで初めて見たのが
まだ売れて間もない嵐さんたちやった 。
ペンライトの数もまばらで今より全然活気が
なかってんけど 、それでも笑顔で歌い続ける
嵐さんを見て 、私もこんな事したいって思った 。
この場所で 、歌って踊りたいって思った 。
《 おかん 、あたしもあれやりたい!》
母《 あなたも歌って踊りたいん?》
《 おんっ!赤かった人みたいに
めっちゃキラキラで踊るんや!》
父《 あなたがジャニーズなんて
パパは許さへんぞっ?!?!》
母《 よーしあなた 、
パパ放っておいて履歴書出しに行くか!》
《 やったー!》
父《 いやいや 、男だけやし
受かるわけあらへんから!》
当初は男だけなんて知らんくて 、
あんな風に輝いて踊るんや!って事しか
考えてなくて応募した 。そしたら 、、、
母《 あなた!あなた!受かっとるで!》
《 えっ?!?!》
父《 はぁ?!》
母《 ほら!明日ここに
来てくださいって書いてあるやん!》
《 踊れるんっ?!》
母《 踊れるで 、良かったなぁ!》
《 やったー!やったやったやったー!》
父《 男だらけやん!!パパは反対やで?!》
西畑《 こんにちはー!あなたいますかー!》
《 大ちゃんやっ!大ちゃーーーん!!!》
西畑《 あなた!どしたん元気すぎひん?》
《 あんな 、あたしな 、
ジャニーズ?になるねん!!!》
西畑《 何言ってるん?
ジャニーズは男しかなれへんで?》
《 けど 、受かったんやもん!》
西畑《 そんなの嘘やで!》
《 嘘やない!おかんー!紙持ってきて!》
母《 はいはい 、笑 》
見せに行ったら西畑もビックリして 笑
ほんまに歌って踊れるんやっていう実感が
湧き始めた 。ワクワクが止まらなくて
その夜寝れへんかったもん 笑
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!