第401話

仲間のままで
9,072
2020/02/08 13:12






side:藤原











ども、藤原丈一郎です。


現在スマホと格闘中。というより俺が正座して


ジッと眺めてるだけなんやけどさ。


23:59。自分の部屋でジッと耐えてる。

































"ピロンッ"



『お』



"ピロンピロンピロンピロンピロンピロン"



『………』



"ブーッブーッブーッ"



『…はい、』



大橋《丈くんおめでとーーー!!!!!!!》



『はいありがとうございましたさよなら』



大橋《待って早い!笑》



















































24歳になりました藤原丈一郎です。


メールは流星がいちばん早かったけど


大橋は毎年恒例某アプリの無料通話ですね。


特に話すことないねんけどはよ切りたい。
(とか言いつつ毎年1時間は話してる)













































大橋《丈くんももう24歳かあ》



『俺年上やからな!敬語使えよ!』



大橋《えぇ〜やだぁ》



『やだぁ。ちゃうねん。キモい』



大橋《24歳も相変わらず冷たいな》



『大橋に甘くなることは
一生来おへんと思うけど』



大橋《え〜!!泣いたー!!》



『お前深夜テンションおかしいで』



大橋《ちょっと夜食食べすぎて笑》



『ほんまアホ』





















































くだらないことをダラダラと話しとると


リビングから「丈ー」とオカンの声が聞こえた。


なんやねん、もう寝たんちゃうんか。


大橋に切ることを伝えると「えー!!!」


なんて声が聞こえた。せやけど無視無視。


















































『なにー、、、は?』



佐藤「おばさんめっちゃ美味しいです!」



母「こんなん今日の残り物やで〜。
あ!丈!!!あなたちゃん来たねんけど!」



佐藤「おー!YO!チェケラ!」



『いやいや、は?』



母「も〜、来るなら事前に言ってといてや!
可愛い子に生姜焼きの残り物とか恥ずかしいわ」



『いやいやいやいや、知らんねんけど。
なんでお前おるん?え?1人で来たん?』



佐藤「あーうんうん、部屋で聞くから(笑)
おばさんご馳走さまでした!ほら!行くよ」



『は???????』


















































俺のことを引っ張って堂々と部屋に


戻って行くあなた。なんでお前が俺の部屋の


場所知ってんねんとか少し思ったけど


そういやこいつ小さい頃来たことあるかもな。


ってちゃうねん。なんでおるんアホガキ。











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