side:西畑
まあ 、あの後色々回って 。
お揃いコーデとかめっちゃ恥ずかしいこと
とかもして 。ファンの子にも話しかけられて 笑
今は俺の部屋でお土産整理してますあなたさん 笑
佐藤「 これが大西で〜〜 、これが恭平で〜 、
長尾ちゃんに〜 、ミッチ〜 、あとは〜 」
『 なーあー 、俺に言うことあらへんのー 』
佐藤「 お土産全額負担してくれてありがとう?」
『 いや 、そうやけど!全額負担したけど!』
佐藤「 ええ〜?ほかにある?」
『 絶対その反応分かってるやん 』
佐藤「 ふふ 、23時59分に言いたいんよ!」
『 今何時?』
佐藤「 23時58分 」
『 もうあと1分やん!じゃあ
59分から1分間スピーチで俺への愛語ってや ♡ 』
佐藤「 は 、ちょーしのんな 」
『 3!2!1!どぞ!』
佐藤「 … はーい 、ええっと 、まずね 、
22歳の誕生日おめでとうやんな 」
『 ありがとうございます〜 』
佐藤「 私もあともうあと1分で追いつきます (笑) 」
『 俺の方が今1分年上ですね 』
佐藤「 今日敬語にすんの忘れたから
明日だけ敬語使いますわ 」
『 あ 、ほんまに?(笑) 』
佐藤「 覚えてたら (笑)
西畑とはほんまに双子なんかってぐらい
ずーっと一緒におって人生を共にしてきました 」
『 双子ちゃうくてもう夫婦レベルやな (笑) 』
佐藤「 もっとやもっと!!(笑)
悲しい時は側にいてくれて 、
泣きたい時は頭撫でてくれて 、
喜びたい時は軽くあしらうけど喜んでくれて (笑) 」
『 あしらうはいらんやろ!』
佐藤「 いるわ!あしらってるやん!
もうこれで同じメンバーじゃなかったら
惚れてますわ告白してます (笑) 」
『 ほんまに?俺モテモテやわ〜〜 (笑) 』
佐藤「 高校の頃やったかな 。
西畑のモテモテぶりに嫉妬して
ずっとグレてました 爆笑爆笑爆笑 」
『 金髪にしたりね ……… (笑) 』
佐藤「 まあ 、そんな時でも
相変わらず西畑はウザく接してきて 」
『 ウザくいらん!ウザくなかったやろ!』
佐藤「 充分ウザかったわ。
まあそんな西畑のお陰でグレからも高校卒業と
同時に終えることが出来ましたありがとう (笑) 」
『 どういたしまして (笑) 』
佐藤「 22年間 、側にいてくれてありがとう 。
あっ 、ぴったし!はぴばや私!!!!」
『 ありがとうあなたおめでとうあなた 笑 』
佐藤「 こんなん初めてしたわ 笑 」
『 俺もや!笑
てかスマホクッソ震えとるで 笑 』
佐藤「 いーやん無視しとき 」
『 はいはい 笑
ケーキ確か冷蔵庫あるで 』
佐藤「 チョコー!」
『 残念イチゴっすーーー 。てか敬語やろ?笑 』
佐藤「 … 忘れた!!!」
『 絶対嘘やん!!!!笑笑 』
こんなこと初めてしたからちょっとこそばゆいわ 笑
まあとにかく22歳の西畑大吾頑張ります!!!
そしてあなた!!誕生日おめでとう!!!
ほんまに俺らどこまで距離近いんよ 笑
ま 、一番に祝えるのも幼馴染の特権ってやつ?笑
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。