side:佐藤 *
なんて言ったのはええねんけど
そっからめっちゃ家で落ち込んだ気がする (笑)
流石にドリンクバーはやりすぎたわ反省 ( )
部屋に駆け足で入り込んでベットになだれ込む 。
佐藤「 、、、はああああ 、」
西畑「 どしたん?」
佐藤「 勝手に入ってくんな不法侵入者 」
西畑「 あっそう 、じゃあ漫画返さへんよ 」
佐藤「 その辺テキトーに置いとけバカヤロー 」
足をバタバタさせながら自分の中で葛藤してて 。
だって小瀧の言い分なんも間違ってへんから 。
ムカつくけどグサグサ心に刺さってきてん 。
やっぱ別れた方が正解なのかもしれへんって
思ってた次の日にカズキくんに呼び出しされて 。
振られました 。… 今考えたら意図的すぎるわ 。
『 … えっと 、なんて?』
カズキ「 だから 、別れてほしい 」
『 ……… そ 、そっか 、』
カズキ「 ほんまに楽しかったけど
やっぱ時々辛いねん 、だからほんまごめん 」
『 … 』
カズキくんもなんとも言えない表情やったから
この時は気づかんかったけどアイツらがきっと
裏でなんかやってたんやろなー 、、、(笑)
まだまだJKの気分だった私はそのまま
泣いてしもた (笑) 待って黒歴史 (笑)
そんで泣き崩れてた私の元に来た1人の男 。
「 … だから言うたやん 」
『 … っ 、小瀧には関係ないしっ 、泣 』
小瀧「 バカ 、アホ 、チビ 、
オタンコナス 、すっとこどっこい 」
『 っは 、、、?』
小瀧「 はぁー 、、、だから 、
… いい加減 、心配してるって気づけよ 」
『 、、、』
小瀧「 大吾も 、柊真も 、もちろん俺も!
あなたちゃんのことが心配やねんて 、
なんで今までの努力水の泡にしようとするん?
俺が言えることちゃうし昨日みたいにまた
水ぶっかけられてもええけど気づけ!!アホ 」
『 ……… だって 、小瀧ずっと
私のこと嫌いやったやん 、、、泣 』
小瀧「 はあ?!誰がそんなこと言うてん!」
『 だってっ 、いじめられた時だって助けに
来てくれたんいっつも大吾と柊真やったしっ 、』
小瀧「 それは …
裏で女子のことぼこしてたから 、(小声) 」
『 へ 、?泣 』
小瀧「 あぁもう!とにかく嫌いちゃうから!
むしろ好きやから!!分かったな!!!」
『 … え 、』
小瀧「 はよ教室戻るで 、ほら!」
そして私の手を引っ張って走り出した小瀧 。
遠回しに1回告られたこと 、内緒にしとく (笑)
その日から私と小瀧の関係は一変して
学校でも仕事でも絡むようになった 。
Jr.とかWESTとかめっちゃ驚いとったわ (笑)
今はほんまに 、大根が好きやから
仲良くしてるだけやで!!!うん!!!( )
(西畑「 あなたさーん?あなたさん?」)
(佐藤「 はっ!!!私は一体何を!」)
(西畑「 妄想入っとったから
西畑1人で進めてもうたけど 」)
(佐藤「 妄想ちゃうし!!!!!(足踏む) 」)
(西畑「 いつか西畑の足潰されそう 」)
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。