第277話

こういう時こそ
10,883
2019/09/16 04:52








side:佐藤














橋本「 … は?」



髙橋「 今のお前にはもう何話しても無駄 」



橋本「 ……… あっそう 、
別に聞く気もないですけどね 。
つか言われなくても出てくし 」





























































イライラしてるのが態度に出やすい


橋本くんはバンッ!!!!!と


大きく扉を閉めて出て行った 。


髙橋はそのままその場に座り込んだ 。

























































































『 ……… 髙橋 、』



髙橋「 … あーっ 、まじ
最年長らしくねぇな 、俺っ 、半泣き 」



『 … 』



髙橋「 … ズズッ 、はぁ 、」



井上「 大丈夫 、大丈夫だよ 、(背中をさする) 」



猪狩「 … 」



作間「 … っあ 、あのさ 、!!!!」



全員「「 … 」」



作間「 っ … ごめん 、!!!!!!!
謝って済まされる事じゃない 、けど 、
… 本当にごめん!!!!!!!!」



















































































そう言って90度にお辞儀した作間くん 。


謝られてもこちらも反応に困るねんな 。


そして続く沈黙ワロタ((


その沈黙に耐えられなかった作間は


はしもっちゃん探してくる 、と言って


出て行 … こうとしたのをわしが止めた ←

































































『 作間くん 、』



作間「 … はい 、?」



『 … 探しに行ってどうするん?』



作間「 っそれは 、、、」



『 同罪の君に 、
何か出来ることがあるとでも思ってるん?』



作間「 、、、ない 、と思います 、けど!」



『 いやある 』



作間「 へ 」



猪狩「 エッ 」←



井上「 あるんだ … ( ) 」



髙橋「 ……… 」



『 数歩だけ進めてるんとちゃう?
橋本くんよりかは作間くんの方が 』



作間「 … 」



『 この前まで崖這い上がってて
いきなり地面に落っこちたのと一緒や 。
他の3人はギリギリそこらへんに生えてた
枝に引っかかってなんとか持ちこたえてるけど
橋本くんと作間くんは暗闇のどん底 。
何も見えなくて誰も信用出来なくて
自分しか信じられへんねん 』



全員「「 … 」」



『 そこから作間くんは頑張ろうと手探りで
崖を這い上ってる 。そして途中で橋本くんが
何もせずに寝っ転がってることに気づいてん 。
そのまま放っておいて上に行くこともできるし
下に降りて助けることも出来る 。
作間くんは下に降りて助ける派なんやな?』



作間「 まあ 、、、」



『 でも下は真っ暗やねん 。何も見えへん 。
何も持ってない君に 、何が出来る?』



作間「 ……… 」



『 … そう言うピンチな時ほど 、
人は強がりたくなんねん 。枝に引っかかった
仲間がわざわざ降りてきてくれてるのも
知らずに1人で試行錯誤したがる 。
なんで 、なんで助けてって言わへんの?』



作間「 、! 」



『 あたしも頼らんタイプやから
気持ちはよく分かるねんけどな 笑
もし 、もし井上くんが懐中電灯持ってたら
照らせるやろ 。髙橋が食料持ってたら何日も
頑張れるやろ 。猪狩くんが縄持ってたら
みんなで協力し合えるやろ 。… 仲間がおるん
やから 、こういう時こそ頼れ 。作間 』



作間「 っ 、、、」



猪狩「 … 2回目
落っこちたらもう助けねーぞ!笑 」



井上「 全く 、寝てる
はしもっちゃん回収しに行きますかっ 」



髙橋「 … おうっ 、笑 」















































































そう言って3人は震えながら泣く作間くんの


背中を叩いたり頭をくしゃくしゃにした 。


よしよし 、いい雰囲気じゃふぉっふぉっ (誰)


あーーー 、なにわに会いたくなってきた〜 。


恭平のスタ連が恋しいとか死んでも


思いたくなかってんのに!!!!爆笑












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