道枝 side
1人ぼっちで東京に来るのってあんまないから
少し緊張しとってん 。挨拶に行った時も 、
亀梨くんとかに「 緊張しなくていいよ 」
って言われたけどガッチガチに固まってて ( )
でもいきなりあなたちゃんが来て
縄が解けたかのように力が抜けて 。
思いっきり踊ることが出来たんやけど 、、、
まず 、あなたちゃんなんでおるん?!
『 あなたちゃん 、!』
佐藤「 ?あ 、みっちー!お疲れ〜!」
『 お疲れ様です!っていやいや 、
なんでおるんですか?!めっちゃ
ビックリしたんですけど!!!』
佐藤「 え 、あ 、仕事!別の仕事があって〜 」
七五三掛「 六本木でー?笑 」
佐藤「 ちょ 、しめちゃん!!!!!笑 」
笑いながら去って行く七五三掛くん 。
去る前に俺の耳元で 、
「 心配して来てたんだよ 」って 、、、
ほんまにお節介すぎませんか 、笑
『 … あの 、
なんか黙って来てすいませんでした 、』
佐藤「 う"ぇっ?!なんで謝るん?!
こっちの方が驚かせちゃって
ごめんなさいやのに?!え?!?!」
『 いやっ 、!
なんか心配させちゃったなぁって 、笑 』
佐藤「 んまー 、心配するのは当たり前やろ 。
メンバーやし 、きっとみんなもテレビ見て
やばいとかエモいとか言うとるできっと 笑 」
『 … なんか 、はいびとかはまだ世代一緒ら辺
やし 、1人でも大丈夫そうやなとか思ってたん
ですけど 、やっぱ全然ダメでした 笑 』
佐藤「 ……… みっちーってバカなん?」
『 っえ?!?!』
佐藤「 1人で乗り越えられることなんて
そうそうないで?全部誰かの力があってから
こそ乗り越えられる 。だから全部1人で
抱え込もうとせんの!!!頼れ!!!」
『 あなたちゃん 、、、』
佐藤「 長尾とかだってあいつ今日
暇してたから 、呼んだら絶対来てたで?!
てか言ってくれれば私東京まで車出したし 、」
『 わっ 、大丈夫ですか?!
あなたちゃん?!?!』
いきなりフラッともたれかかって来た
あなたちゃん 。え 、え 、どうしたんやろ 、
救急車?!やばい 、手震える 、え 、。
『 きゅっ 、救急車っ … 』
佐藤「 っごめん 、、、」
『 えっ 、?!(半泣き状態) 』
佐藤「 シンプルに 、
腹減って力出ないだけ 、、、( ) 」
『 、、、』
佐藤「 ほんまにごめん 、、、
腹減った 、(ぐーきゅるる) 」
『 … 今日はあなたちゃんの
奢りでサイゼですね 、』
佐藤「 待って 、みっちーそれは酷いやん 」
『 僕今日新幹線で出費使いきっちゃうんです 、
頼りますねっ 、せーんぱい ♡ 』
1人でも大丈夫って思ってたけど 、
やっぱ仲間がいないとダメやなあって
自覚することが出来ました 笑
今度は8人で 、あのステージ立とうな 。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。