side:佐藤
これ以上話すとなにわと喧嘩になる 、
そう思った私は決断する前にもう走り出した 。
どこに向かってるか分からんけど
走って走って走りまくった 。
そしたら案の定誰かとぶつかるし 。
" ドンッ "
「 あっ 、すんませ 、ってあなた 、?!」
『 … こたっ 、ヒッグ 、号泣 』
小瀧「 えちょまなになになに?!」
『 うわああああああああっ 号泣 』
私は小瀧の服に鼻水を擦りつけた ( )
悪いのは私なのに 、
普通に接すれば良かったはずなのに 。
それが出来ない自分が嫌いで涙が止まらない 。
『 うっうっうっ 泣 』
小瀧「 どーした 、?大丈夫か??」
『 もうっ 、もう嫌やっ 、泣 』
小瀧「 誰かと喧嘩したん 、?
なにわ?こーじ?誰 、」
『 (首をブンブン横に降る) 』
小瀧「 じゃ 、じゃあ
誰かに好物食べられたとか 、?!」
『 (首をブンブン横に降る) 』
小瀧「 じゃあどしたん … ?!
ってか 、ほっぺ赤ない 、?大丈夫?」
『 … っふうううううう 号泣 』
小瀧「 えええええええー 、?!?!」
ちょっと感じる痛みにさっきの恭平の
悲しそうな顔を思い出してまた涙が溢れた 。
ごめんなさい 、こんな自分でごめんなさい 。
写真撮られたのやって自分の不注意やんか 。
アイドルの自覚たりひんやん 、
辞めた方が良いとちゃう?自分 。
自分の頭の中で悪い方ばっか浮かぶ 。
小瀧はずーっと私の頭を撫でてくれた 。
小瀧「 何があったんか分からんけど辛いこと
あるならメンバーとちゃんとぶつかり 、?
逃げてばっかじゃ何も始まらんよ 」
『 … ズズッ 、ヒック 、泣 』
小瀧「 なんかあったんですかお嬢さーーん 」
『 ……… ヒック 、… 小瀧にさっ 、?泣 』
小瀧「 うん?俺?」
『 もしっ 、もしだよ 、ズズッ 、大好きで
愛しくてたまらない彼女がいたとするやんか 』
小瀧「 うーーーん 、うん 」
『 仲間のWESTとっ 、大好きな彼女っ 、ヒック 、
絶対にどっちか選べって言われたら 、
っ ……… 小瀧はどないするっ 、?泣 』
小瀧「 どっちもとる 」
『 どっちも抜きで 、!泣 』
小瀧「 んー 、じゃあどっちもいらない 」
『 … へ 、泣 』
小瀧「 どっちも好きならどっちも嫌い 。
… んー 、なんて言ったらええのか分からんけど
片方だけとか嫌やない?そしたら俺は両方捨てて
むしろ自分まで捨てるかなぁ 、、、」
『 ……… 』
小瀧「 って待ってあなたはほんまに
捨てたらダメやで?もうこの質問でなんとなく
あなたが悩んでるようなこと分かったけど 、
どっちも捨てちゃダメ 。なにわも康二も
みんなあなた必要としてるんやから 、な?」
… どっちも捨てる 、、、か 。
きっと私は怖くてそんなこと出来ひんやろな 。
いつまでも事務所に甘えて 、
みんながいないと何もできなくて 。
あーっ 、、、私っていつからこんな
ダメ人間になったんやろ 。
ネガティブなことしか浮かばへん 、。
.
期末終わってないんですけど錦戸くんのこととかTGCとか色々書きたいので更新しちゃいます!!!!(んで結局点数取れないやつ)(明日からまじめにまた勉強します)(今日はV模擬頑張ったもんねッ)
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。