side:高橋
佐藤「 西畑 、休も 」
西畑「 … っ大丈夫 、もう少し 」
佐藤「 … 西畑 」
西畑「 へーきへーき 、」
佐藤「 ……… だからさ 」
西畑「 分かったて 、」
あれ?デジャブ感満載じゃね?って
思っとるそこの君ー!!!大正解 。
現在 、アオハルの稽古場で
大吾くんとあなたの空気がピリピリしてます 。
この前も流星くんとも同じことしてました ( )
まあ今回はやりすぎだからとかじゃなくて
大吾くん 、めっちゃフラフラしてるねんな 。
顔も赤いしありゃ熱あります 。はい確実卍 。
佐藤「 、、、」
大西「 大ちゃん 、
あなたちゃんも僕もみんなも心配しとるで 」
西畑「 … はいはい 、」
大西「 大ちゃん 」
西畑「 分かった 」
大西「 … 分かってないやろ?」
西畑「 分かったって 。あと5分 、」
そう言って鏡を向いて踊る大吾くん 。
フラフラしてる割にはしっかり踊れてて
ほんま凄いんやけど … って 、え" 。
いきなりあなたがCDプレイヤーを軽く蹴った 。
あーあー 、怖い怖いイラついてるよ 。
俺は後ろから回ってそーっと音楽を消した 。
偉い 。俺偉すぎん???まじ卍やろ 。
西畑「 …… っなんなん 、」
佐藤「 やーめーろって
言ってんねん 。日本語わかる?」
西畑「 … 」
佐藤「 自己管理も仕事の一環やって
私に毎回言うてんのそっちやろ?
自分出来てへんやん 。人のこと言えんやん 」
西畑「 っだってしょうがないやろ?!?!
テレビもあって雑誌もあって稽古もあって
後輩の面倒も見なきゃあかんくて
どこに休む暇があるnっげほっ 、!!!」
珍しく大吾くんが声を上げた 。
やけどあなたはビビリもせずに
倒れかけた大吾くんの手を引っ張って
近くのソファーに無理やり座らせたんや 。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!