side:西畑
ほどよくお酒が回ったあたりで解散になって
眠気覚ましに家まで歩いて帰った 。
嘘 、流石に電車やけど最寄りの2駅手前で降りた 。
あー 、夜の風気持ちいなー 。なんて
思ってたらもう自分の家の目の前 。早すぎん?
… いつもあなたの歩幅に合わせてるからか 。
『 はああああ 、、、ただいまぁ 、』
兄「 お 、大吾早いやん 。
あなた一緒ちゃうんか?」
『 あなたは彼氏とデートらしいでーす 』
兄「 、、、は?!あなたに彼氏?!?!」
母「 康二くんイケメンさんよねぇ 」
『 なんでオカンが知っとんねん!』
母「 ニュース見たからやわ 」
兄「 ちょお 、それいつの話や 」
『 8月?』
母「 そんぐらい 」
兄「 聞いてへんわ!」
『 なんで兄貴に言わなあかんねん!
もう!!部屋戻らせて!!!!笑 』
母「 大吾も可愛い彼女作りや〜 」
『 余計なお世話やし!』
オカンも兄貴も俺が部屋に行けへんように
なぜか階段封鎖してくるのなんなん!!!
なんて少しムカつきながら階段を登り
自分の部屋を開けた途端俺の思考回路は止まった 。
……… 眠り姫がおるねんけど???
なぜか 、いるはずのないあなたが 、
俺のベットでスヤスヤと眠っとった 。
しかも部屋なんかすごい飾られてんねんけど 。
百均のバールンのやつとか諸々 (伝われ)
『 … なああなた 、(ユサユサ) 』
佐藤「 ……… 」
『 あなたさーん 、(ユッサユッサ) 』
佐藤「 … zZ 」
『 あなたーーーーーー (グラグラ) 』
佐藤「 … んぅ 、、、」
俺の手を振り解くかのように寝返りをする 。
あまりにもアホ面やったから鼻つまんでやった 。
数秒してからうっすら目を開けたあなた 。
… あかんあかん 、幼馴染やし 。
エロいとか 、そんなん思ってないし???(
『 … 』
佐藤「 んぅ ……… だいご 、、、」
『 はいはい大ちゃんやで〜 』
佐藤「 んー 、、、あと五分 、、、」
『 何言ってんねん 。ここ俺の部屋 』
佐藤「 ……… へ 、西畑?は?」
『 え 、もう大吾呼び終わり?泣いた 』
佐藤「 うっわ … え 、ま 、私寝とった … ?」
『 ガッツリと 』
佐藤「 あー 、ごめん 、眠かった(目こする) 」
『 うんまあそれはええねんけど 。
なんでおるん?こーちゃんは?』
佐藤「 え 、嘘やけど 」
『 嘘?は?』
佐藤「 ドッキリー!!!サプラーイズ!」
『 … 』
佐藤「 え?!?!?!待って怒ってる?!」
『 いや別に 』
佐藤「 怒ってるやん!!!」
『 … そりゃさぁ 、、、』
佐藤「 ???? 」
『 … なんもない 、それより
この机に置かれてるビールの缶なんなん?』
佐藤「 いやぁ 、、、
大吾と飲もうかと思って ♡ 」
『 、、、』
佐藤「 (究極のぶりっ子) 大吾 ♡ 」
『 … はいはい 、西畑優しいから
彼氏に誕生日祝ってもらえへん
彼女の相手してやったりますよー 』
佐藤「 な!!!祝ってもらうし!!!」
『 見栄張んなって 』
佐藤「 もーほんま嫌い!」
渋々な感じ出とるけど内心嬉しかったり?
まあ 、今までもこれからもこの関係性が
ちょうどええかなって思っとる 。
一番最後におめでとうって 、
一番最初におめでとうって
言い合える関係でずっといたいねん 。
このポジションだけは 、譲りたくない 。
( 佐藤「 そんでこーちゃんがさ?!」)
(『 はいはい 、あ 、後5秒や 』)
(佐藤「 ほんま?!え 、おめでと!私!」)
(『 自分かい!!』)
(佐藤「 西畑もおめでとう 」)
(『 昨日やし 』)
.
ちゅんさんハピバ!!!😭😭✊✊
佐藤ちゃんもハピバ!!!!😆😆❗️❗️
さとにしちゅき〜!!!!!!!(推し贔屓)
佐藤ちゃん誕生日今日だけど明日色々書くね!
多分明日!!!!!!!!!( )
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!