第108話

関ジュ!大ピンチ!の巻!
16,467
2019/03/18 04:49




side:佐藤









頑張れ自分頑張れ自分頑張れ自分頑張れ自分 。


見返すんや耐えるんや落ち着け整理しろ 。


向井が私の前に立った 。負けるな自分 。











































『 … 向井と理由同じだよ?売れたいから 。
関西じゃ無理なの 。日が当たらなさすぎる 』



向井「 っお前と一緒にすんな!!!!!」



『 っ 、、?!』



深澤「 康二 、落ち着けって 、」



向井「 お前っ 、関西弁はどうしたん?!
何東京に初っ端から染まってんねん!!!
今までずっと一緒に過ごしてきた大吾は!
悩みもがいてシンメでいてくれた恭平は!
あなたを支えてくれたなにわ男子は!!
どの壁も一緒に乗り越えてきた関ジュは!!
っ …… 全部 、全部捨てたんっ?!?!」































































向井が私の襟袖を掴み 、涙声で訴える 。


分かっとる 、全部計画通りなんやって 。


だからお願い 。少しだけ騙されててや 。






























































『 … 昔のことだし 。
今出来ること精一杯やらなきゃ 』



向井「 っ 、!!!」



永瀬「 … あなた 、頑張るのはええけど
仲間がいること忘れるのは元も子もないで 。
なあ 、一度考え直して社長に言ったr 」



『 わたしからお願いしたの 、!!』



全員「「 … 」」



『 私からっ 、東京に行きたいってお願いした 。
… ごめんねっ 、、、ごめん 。ほんとに 。
…… とにかく 、そう言うことだから 。
練習 、始めよ 。その前にトイレ行ってくる 、』





































































最後の文を早口で言って素早く部屋から出た 。


そして走って人影のない階段へ行った 。


どうやっても 、涙って溢れてきてしまう 。


拭っても拭ってもその涙は消えなかった 。


仲間を騙すと言う罪悪感 。


東京に1人だけと言う孤独感 。


色んな感情が私を絞め殺していた 。

























































『 ふぅっ 、ひっく 、うっくっ 、泣 』



「 ……… え 、」



『 っぇ 、… 泣 』












































拭っても拭っても拭いきれない涙を


拭ながら前を向くと男の人がいた 。


多分 、Jr.の誰かだ 。いや多分じゃない 。絶対 。














































「 え 、えっと … 」



『 … っごめんなさいっ 、泣 』



「 え 、ちょっと待って!」



『 、離してください!!泣 』



「 いやいや泣いてる女の子
放っておけな 、い"っ?!」



『 … ズズッ 、泣 』

























































腕掴まれてしつこかったから


肘で腹パンしてあげた 。


そして力が緩んだ好きに逃げる 。


誰か分からんけどごめんなさい … 。


けど関係ないのに余計なことに突っかからんで 。










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