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第5話

4.



北斗side









あれから彼女がいるのが当たり前になった


家に帰れば


「おかえり、北斗っ」


と言って玄関まで来てくれる


『ただいま』


1人だけど1人じゃない


いわゆる同居みたいなものだ。


彼女のことは俺以外見えていないらしく


俺だけが知っている存在


幽霊と住んでいるなんて


言ったところで誰も信じないだろう


リビングに入りご飯を温める


チーン


という音がして電子レンジから取り出す


机に置き椅子に座れば



「でっ、今日は何したのっ?」



楽しそうな顔をしながら向かい側に座る彼女


これも日課だ



『今日はけ雑誌撮影だったよ、』



いつものように今日あったことを片っ端から話す


ジェシーが相変わらずうるさかったことや


樹に服装をバカにされたこと


どんなことでも彼女は楽しそうに聞いてくれるから


俺も楽しくなりどうでもいいことまで永遠と喋り続けてしまう



「北斗はさ、」

『ん?』

「ジャニーズなんでしょ?」

『そーだよ』

「じゃあ、ファンがいっぱいいるんだねっ」



部屋に飾ってある雑誌やデビュー曲のCDなどを見ながらそんなことを言ってくる



『そんなことねぇよっ』

「あるよ、」

『え、?』

「私、そうゆう人すごい憧れる。かっこいいなって、、」



そう言って少し切なそうな顔をする彼女



「私、そんな人いなかったから。」

『えっ、』

「私のことを必要としてくれる人」



今考えると知らないことばかりだ


なんでこんなに若くして死んだのか


何が原因なのか



『もしかしてさ、』

「ん?」

『自殺とかしてないよな?』

「ふふっ、正解っ」



びっくりした


正直ずっと病気が何かで死んだのかと思ってたのに


彼女の死因は自殺だった。



『えっ、なんでっ、』



聞いてはいけないことなのは分かってた


でも、あまりにも早すぎる



「いじめだよ。ふつーの、」

『え、』



彼女のことを何も知らなかった分


初めて知った彼女の事に驚きを隠せないままフリーズしてしまった