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第9話

8.



北斗side









夜遅くまでずっと笑い合う


やっぱりこいつら最高だな、


なんて思いながらまた


プシュッ


と新しい缶を開ける音が聞こえる



森本「てか、この家まじでいいね」

田中「それなっ」

京本「景色もいいしね」

高地「事務所もすぐでしょ?」

『うん』

田中「いいなぁー、俺も隣に引っ越そっかな」

ジェシー「DHAHA!みんなで引っ越す?」

『絶対やめて、』



そう言ってまたしょうもないことでげらげらと笑い出す



田中「でも、俺お化け無理だからダメだ」

森本「あー、事故物件ね」

高地「よく住めるね、事故物件なんて」

ジェシー「絶対幽霊いるじゃん」

京本「怖いこと言わないでよ、いないでしょっ」



ジェシーの言葉に一瞬だけドキッとする


部屋の隅で楽しそうに笑いながら俺らのことを見るあなたの方を


チラッと見れば目が合う



「ほんとにいるのにねっ」



そう言ってケラケラと笑う


声ですら俺以外には聞こえてない


すぐそこにいるのに


俺以外誰も知らない


すごい、変な感覚だけど何故か嬉しくなる


あなたにニコッと笑い返すと



ジェシー「どこ見てんの?」



目の前では顔の前でジェシーが手をブンブンとふっている



田中「え、なんかいんの?」

森本「幽霊っ!?」



そう言って慌て出す樹と慎太郎に



『いないからっ、』



と言い返す


ほんとはいるって言いたいけど


言ったとこでバカにされるだけだ


それに、あなたのことを知ってるのは俺だけでいい


幽霊と俺だけの秘密ってなんかロマンチックでしょ?



森本「北斗ってさほんとに見えてそうだから怖いよね」

『どうゆう事だよ』



俺がそう言うと


「てかさぁ、」と言って樹が違う話をし始める


内心ほっとしながら空になった缶を持ってキッチンへ行く


俺がキッチンへはいるとすぐに駆け寄ってくるあなた



「いるって言えばいいのにっ」



ゴミを片付ける俺の横でそんなことを言う



『嫌だよ』

「なんでっ、?」

『んー、なんとなくっ』



曖昧に返事をすれば


またいつものように


「なにそれっ」なんて言いながらクシャッと笑う



『多分、もうちょっといると思うけどごめんね』

「全然いいよっ、むしろ嬉しい」

『嬉しい、?』

「うんっ!私、北斗の笑ってる顔好きだからっ」



そういった後に



「じゃあっ、楽しんでっ!」



なんて言ってまた部屋の隅へと戻ってく


おれも新しく冷えた缶を持ち自分の席に戻る



田中「北斗ー、おれもー!」



そう言いながら空になった缶を渡してくる



『もぉ、自分で行けよっ』



そう言いながらまたキッチンへ戻る


今日は眠れなくなりそうだ


そう思いながらキンキンに冷えたお酒を樹の目の前に


コンッ


と置いた