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第4話

3.



北斗side










幽霊はほんとに存在する


嘘だと思うかもしれないけど


当たり前のように横にいる少し透明な姿をした彼女が


本当だと物語っている


ダンボールからものを出し棚にしまう


さっきからずーっとその作業の繰り返しだ


夜までには終わりたいな、


なんて思いながらまた1つものを取り出す



「ほ、くと、、?」

『え、?』



急に名前を呼ばれ彼女の方を見れば俺の私物をじーっと見つめている



「名前っ、北斗って言うのっ?」



俺の方を向いてそう聞いてくる彼女に



『そうだよっ』



と返せば「いい名前だねっ」なんて言ってくれる



『そうか、?』

「そうだよっ、かっこいい。すっごく」

『ふふっ、ありがと』



少し嬉しくなりながらもどんどんと片付けを進める


その間も彼女は俺の私物を見ては



「これはなに?」

「この人なんて言うの?」

「これって北斗の友達っ?」



なんて沢山質問してくる


何故か俺も楽しくなっていて



『そーだよ』



と返すと「へー、」と言ってまた他のものに目を移す


俺が色々なことを教える度に楽しそうに頷きながら話を聞いてくれる



『あぁー、終わったぁ』



空になった段ボールに囲まれるようにして床に寝転ぶ



「ふふっ、お疲れ様っ」



時計を見るともう8時



『ご飯食べないとっ』



そう言って起き上がりリビングの行くと彼女もスーっと着いてくる


適当に材料を取りだし


具材を混ぜ合わせる



『てかさ、』

「ん?」

『俺、幽霊とかお化けなんて存在しないと思ってた』

「ふふっ、いたね」

『うん、だから俺びっくりしてる』



笑いながらそう言い


簡単な夜ご飯が完成


お皿に綺麗に盛り付けていると



「北斗はさ、」



と急にしゃべりかけられる



『ん?』

「嫌じゃない、?」

『なにが?』

「私がいること、」

『えっ、?』



変なことを言い出すから顔をあげれば


少し悲しそうな顔でこっちを見ている彼女と目が合う



『嫌じゃないよ。むしろ嬉しい』



俺がそう答えると



「そっかぁ、よかった」



なんて言ってまたあの笑顔でニコッと笑う


彼女の笑顔はほんとに可愛いと思う


くしゃっと笑うその顔は太陽みたいで誰でも幸せにしてしまいそうな笑顔だった


そんな彼女の笑顔を見る度に


幽霊と同居するのも悪くないな、


と感じてしまう